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ABM弾(Air Burst Munition)は、主に近接防御火器システムに使用することを前提に開発された中小口径の弾丸。 発砲時に初速測定と同時に電磁コイルを経由して最適な起爆時間を信管調停できるため、空中での起爆位置を高精度にコントロール出来る。内部に収められた多数の重金属ペレットを高密度で目標前方に投射する。 ABM弾の例としてエリコン・コントラバス社開発の35mm AHEAD(Advanced Hit Efficiency And Destruction)弾や30mm Pyrotee弾、57mm 3P弾がある。 *35mm AHEAD弾:タングステン・ペレット 3.3g ×152個 *30mm Pyrotee弾:タングステン・ペレット 3.3g ×135個 米海軍の実験では、初速測定による修正を行なわない1600mの時限固定射撃では20mの信管起爆位置の分散であったものが、初速測定による修正を行ない5mの範囲に収められた。 〔山本紀義著 軍事研究 2007年9月号 「新型艦載機関砲の動向・比較」〕 == 構成 == *高精度電子信管 *信管調停受信コイル *射出火薬 *多数の重金属ペレット *弾頭部(主ペネトレーター) *外部シェル〔 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ABM弾」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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