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ACOG(Advanced Combat Optical Gunsight:高度戦闘光学照準器、えいこっぐ)は、米トリジコン社が製造する銃器用の照準器シリーズである。 == 概要 == ACOGは、M16自動小銃やM4カービンへの装着を前提として設計されているが、トリジコン社は他の銃器にも装着できるようにACOG用のアクセサリーを開発している。照準器の倍率はモデルによって1.5倍から8倍までである。 多くの反射照準器(リフレックスサイト)とは異なり、ACOGは照準線を発光させるために電源を必要としない。ACOGの照準線(形状や色には多くの種類がある)は、日中など十分な光が得られる状況下では光ファイバー式の外装ライトチューブによって照らされる。また、夜間など十分な光が得られない状況下では内蔵されたトリチウムが照準線の蛍光に用いられる。 ACOGは、照準線・蛍光・特徴が異なるモデルを製造することでさまざまな用途に用いることが可能である。例としてTA01NSNの倍率は4倍であり、射手が600mまでの目標と交戦できるようにBDC(Bullet Drop Compensator:弾道補正機構)による照準線の調節が可能である。暗所では照準線が橙色に蛍光する〔TA01NSN: 4x32 Trijicon ACOG with Amber Center Illumination 〕。また、照準器の上部にはBUIS(Buckup Iron Sight:バックアップ用アイアンサイト)として50mまでの距離に対応した簡易なゴーストリングサイトが備わっている。他の例としてTA31RCOの倍率は4倍であり、バックアップ用のアイアンサイトは備わっていない。また、照準線は赤色の逆V字形状(Chevron Reticle)であり、蛍光については光の環境に応じて自動的に調節される。BDCによる調節が可能な距離は800mまで延伸している〔TA31RCO-A4CP: 4x32 Trijicon ACOG USMC Rifle Combat Optic (RCO) with Red Dual Illuminated Reticle 〕。TA31RCOの米軍採用モデルであるM150 RCO(Rifle Combat Optic:小銃・戦闘・光学式)では、レンズキャップの追加や11mまでの防水〔TA31RCO-M150CP: 4x32 Trijicon ACOG Army Rifle Combat Optic (RCO) with Red Dual Illuminated Reticle 〕といった改良がなされている。 先に述べたようにいずれのモデルでも照準線の蛍光に電源を用いることはなく、また、いかなる光環境下でも用いることが可能なように設計されている。また、他の特徴として照準器の上部にドクターサイト〔TA01NSN-DOC: 4x32 Trijicon ACOG with 7.0 MOA Docter Optic 〕・ピカティニー・レール〔TA648MGO: 6x48 Trijicon ACOG with Red Chevron Reticle and Accessory M1913 Rail 〕・ドットサイト〔TA648TRD: 6x48 Trijicon ACOG with Red Chevron Reticle 〕を装着することが可能である。 ACOGは、M16自動小銃やM4カービン用のピカティニー・レールに対応するよう設計されているが、以前のモデルが備えるキャリングハンドルにも装着することが可能である。 トリジコン社ではM16に加えてベレッタAR70/90・SIG SG550・ステアーAUG・FN SCAR・ブッシュマスターACR及びヘッケラー&コッホ社製の小銃に対応したACOG用マウントやアダプターの製造を行う可能性がある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ACOG」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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