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ALCMは、アメリカ空軍が長距離攻撃スタンドオフ兵器として採用・運用している兵器である。名称は"Air Launch Cruise Missile"の略であり、直訳すると、空中発射巡航ミサイルとなる。制式採用名称はAGM-86で、SRAMの後継ミサイルとして爆撃機に搭載され、運用される。 == 開発経緯 == ALCMは、極めて特異な開発経緯を持つミサイルである。アメリカ軍は1960年代に、ADM-20 クエイルの後続となる亜音速武装化囮(SCAD ,Subsonic Cruise Armed Decoy)の計画をスタートさせ、研究を開始した。これは、敵の迎撃を避けるため、囮となる無人航空機の計画であり、さらには核弾頭による武装も構想された。このプロジェクトは1973年6月時点で中止された。しかし、その開発した囮技術を流用して、空中発射型の巡航ミサイルを開発する案が提案され、翌月7月には開発がスタートした。 こうして開発されたのがAGM-86Aで、1975年6月に初めての投下試験が行われ、翌1976年3月5日には飛翔試験が、同年9月9日には完全な誘導飛行試験を成功させた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ALCM (ミサイル)」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 AGM-86 ALCM 」があります。 スポンサード リンク
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