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(アルゴル)は、命令型プログラミング言語ファミリの1つ〔ファミリ名は大文字/小文字をまじえて表記される場合 (''Algol 60'' ) と、全て大文字で表記される場合 (''ALGOL 68'') がある。本項目では ''ALGOL'' で統一する。〕。名前「」は「アルゴリズム言語」を意味する英語「」に由来する。1950年代中ごろに開発され、多くの言語に影響を及ぼし、ACMや教科書や学術論文などでアルゴリズム記述のデファクトスタンダードとして30年以上使われた〔''Collected Algorithms of the ACM'' ACMによるアルゴリズム集〕。現代の多くの言語が「ALGOL系」あるいは「ALGOL風」(algol-like) とされているという意味で、ほぼ同世代の高水準言語である FORTRAN、LISP、COBOL に比べて最も成功したと言うこともできる。FORTRANで明らかとなった問題を防ぐよう設計され、BCPL、B、Pascal、Simula、Cといった様々なプログラミング言語に影響を与えた。ALGOLはコードブロックを導入し、 begin と end でそれを囲むことで、構文スコープのネスティングを可能にした最初の言語となった。また言語の形式的定義を真剣に検討した最初のプログラミング言語でもあり、"Algol 60 Report"〔 で言語設計の主要な記法となったバッカス・ナウア記法を導入している。== 主なバージョン == 次の3つの主要な仕様が存在する。後ろについている数は最初に発表された年を表している。 ; : 当初 IAL (International Algorithmic Language) という名称で提案された。 ; : 1960年中ごろに ''X1 ALGOL 60'' として実装されたのが最初で、1963年に改訂された。 ; : 1968年に発表され、1973年に改訂された。可変配列、スライス、並列性、演算子識別、その他の拡張可能な機能などが新たに導入されている。 IAL (ALGOL 58) は後の様々なプログラミング言語(いわゆるALGOL系言語)に大きな影響を及ぼし、一般にそれらの先祖とみなされている。また、ALGOLの仕様で示された中間コードは ALGOL object code と呼ばれ、単純でコンパクトなスタックベースの命令セットアーキテクチャであり、計算機科学の分野でコンパイラ構築の教育に使われ、他の高水準言語の実装にも使われた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ALGOL」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 ALGOL 」があります。 スポンサード リンク
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