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『AMARANTHUS』(アマランサス)は 2016年2月17日に発売の、ももいろクローバーZの3rdアルバム。 音楽業界では珍しい、オリジナルフルアルバムの2作同時リリースという試みが行われ〝生と死とファンタジー〟をテーマに計20曲もの新曲が含まれる〔プロローグ2曲と、ヤンキースタジアム限定で田中将大の登場曲として流れていた「勝手に君に」をカウントした場合は23曲〕。本作はその1枚目にあたる。 両アルバムはオリコンランキングで1位と2位を独占。自身2度目の達成であり、女性アーティストとしては初の快挙となった〔〔両作ともオリジナルのアルバムでの達成は、男性アーティストも含めて初である。〕。 == 両アルバムの世界観 == * 3rdアルバム『AMARANTHUS』(本作) ::起きて見る夢がテーマで、人の一生を扱う。生演奏の比重が高く、リアルな人生を表現。 * 4thアルバム『白金の夜明け』 ::寝て見る夢がテーマで、ファンタジーを扱う。打ち込みの比重が高く、妄想世界を表現。 各アルバムの収録曲は曲順ごとに通じ合う部分があり、2枚は双子のような関係であるとして『ミュージックマガジン』(2016年3月号)では特集が組まれた。 メンバーは制作初期の段階で“死生観”や“恋愛観”などについて話し合い、それが歌詞にも反映された。「今まで以上に歌詞に共感していただける部分が多いアルバム」だとしており〔『7ぴあ』2月号での高城れにの発言〕、言葉の一部が両アルバムにまたがる形でリンクする仕掛けになっている。 「なんで2枚組じゃなくて、こういう形でリリースしたのかも、聴いていただければ、納得していただけると思います」とメンバーは述べ〔『ミューズクリップ』2月25日号での玉井詩織の発言〕、「それぞれの[楽曲を提供した]作家さんの個性があるので、そこは壊さないようにしつつ、ももクロらしさをどう出すかは、メンバーみんなが考えていた」としている〔『7ぴあ』2月号での有安杏果の発言〕。
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