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ASCOD歩兵戦闘車(アスコッドほへいせんとうしゃ、Austrian Spanish Cooperation Development infantry fighting vehicle)は、オーストリアとスペインが共同開発した履帯式装甲戦闘車両の一群である。オーストリアのシュタイア・ダイムラー・プフ(Steyr-Daimler-Puch AG)社〔1998年にシュタイア・ダイムラー・プフ社の重装甲車両生産部門が"Steyr-Daimler-Puch Spezialfahrzeug"という名称で分割売却され、これが現在の製造者である〕とスペインのサンタ・バルバラ・システマス(Santa Bárbara Sistemas)社〔Santa Bárbara Sistemas社はジェネラル・ダイナミクス社傘下のGeneral Dynamics European Land Systems社に吸収され、今では"GDELS"と呼ばれるジェネラル・ダイナミクス社の系列会社の1つである〕との共同契約によって設計され、その後は分割統合などで再編された企業が引き続き、製造と向上型の計画を行っている。 ASCODの車両そのものは、スペインではPizarro(ピサロ)と呼び、オーストリアではUlan(ウラン)と呼んでいる。 ASCOD ファミリーには、装甲歩兵戦闘車型の他にも戦闘指揮車両型、砲兵観測車型、迫撃砲車両型、修理回修車両型、救急車両型、SAM発射車両型、ATM発射車両型、軽戦車型といったいくつかの派生型がある。 == 開発の経緯 == ASCODは、オーストリアとスペイン両陸軍での旧式となったM113装甲兵員輸送車のような軽装甲戦闘車両を代替するために設計された。 ピサロのオーストリア型であるウランは、彼らの重いレオパルト2A4を柔軟に補完すると期待されている。 ウランは、早期にオーストリア軍へと配置され、特に今後一層重要度が増すと予見される国連による軍事活動を必要とする国際的な紛争地のような低強度紛争や非対称戦の場で、将来長期に渡って効果的に用いられると期待される〔Quod Vadis Armour?〕。 最初のASCOD歩兵戦闘車の試作車両は、1992年には準備され試験が行われた後、4年後には量産が可能になった〔Santa Bárbara Sistemas website on ASCOD 〕。 ASCODは、オーストリアとスペイン両陸軍へ最新の装甲能力を付与するには最適のものだった。広い視点で見れば、ピサロ計画はスペインのM113装甲兵員輸送車、M60パットン、そして、M110 203mm自走榴弾砲を更新する"CORAZA"計画(Project Armour、装甲計画)の一部であった〔Candil, pg. 42〕。 同時期にオーストリアで行われた同様の更新計画があり、2005年にオーストリア陸軍は112輌のウランを導入し〔、スペインは144輌(歩兵戦闘車型:123輌、戦闘指揮車型:21輌)を導入した〔Principales Programas de Armamento de DGAM〕。 2004年にはスペイン国防省はピサロを最大356輌の購入予定の元に〔Army Technology website on ASCOD 〕、212輌(歩兵戦闘車型:170輌、戦闘指揮車型:5輌 C2V、砲兵観測車型:28輌、回収車型:8輌、戦闘工兵車型:1輌)を約7億ユーロ(707.5M Euros)で発注した〔Ministry of Defence〕。 "Steyr-Daimler-Puch Spezialfahrzeuge"社では、ロシアのBMP-3の砲塔と追加の装甲を備える向上型の「ウラン2」(Ulan 2)を開発中である〔Military Today website on the Ulan 〕。 2008年6月には、GDELS(General Dynamics European Land Systems)社は、クラウス=マッファイ(KMW)社と共同で、KMW社のAGM システムを"ASCOD 2"の車台に統合した155mm自走榴弾砲であるドーナル(Donar)の開発を明らかにした。 1輌の試作車によって機動性と射撃性の試験がドイツではじめられている〔General Dynamics European Land Systems Press Release 〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ASCOD歩兵戦闘車」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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