翻訳と辞書
Words near each other
・ ATRAC3 plus
・ ATRAC3plus
・ Atrac3plus
・ atractoplasm
・ atractosome
・ atractyloside
・ Atre
・ atresia
・ atretic corpus luteum
・ atretic oviduct
・ ATREX
・ Atreyu
・ atrial
・ atrial aperture
・ atrial appendage
・ atrial arrhythmia
・ atrial auricle
・ atrial capture
・ atrial cavity
・ atrial circumflex artery


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

ATREX : ウィキペディア日本語版
ATREX
ATREX(''Air Turbo Ramjet EXpander cycle'' )エンジンとは、旧宇宙科学研究所(ISAS)および旧航空宇宙技術研究所(NAL)が共同で研究開発を始めたターボ・ラムジェットエンジンである。2003年の宇宙三機関統合に伴い、現在は宇宙航空研究開発機構(JAXA)宇宙科学研究本部と研究開発本部による共同研究である。
== 概要 ==
低速ではターボジェット、高速ではラムジェットとして駆動する可変サイクルエンジンである。この種の民生用エンジンとしては世界で唯一研究開発が行われているものであり、静止時からマッハ6までの速度域で駆動が可能である等、性能面からも大きな期待が寄せられている。燃料として液体水素酸化剤として空気を用いており、圧縮した空気やノズルなどの冷却に液体水素を使用し、その水素を用いてチップタービンとターボポンプを駆動するというエキスパンダーサイクルを採用している。
このエンジンの開発は二段式宇宙輸送機(TSTO)第1段での使用を目的として1988年に「ATR」として開発が開始されたものであり、1992年にエキスパンダーサイクルを採用したことで「ATREX」と名称変更された。
2008年現在、推力500kgfのサブスケールエンジンを用いた地上燃焼試験等が行われており、2010年代の飛行実証を経て、2025年以降の実用化を目指している。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ATREX」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.