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硫酸銀(I)(りゅうさんぎん いち、)は、化学式が Ag2SO4 と表される1価の銀の硫酸塩である。硝酸銀(I)のように皮膚を黒化させる作用が弱いため代用品として銀メッキに使われる。光や空気にさらされることにより黒ずむが、普通(常温、常圧)の条件では安定な物質である。水にはわずか (1.2 g/100 ml) に溶ける。 日本の法令では毒物及び劇物取締法により劇物に指定される。 == 製法 == 銀を酸化作用のある熱濃硫酸に溶解し、溶液を水で希釈すると結晶が沈殿する〔『化学大辞典』 共立出版、1993年〕。 : 2 Ag + 3 H2SO4 → 2 AgHSO4 + SO2 + 2 H2O : 2 AgHSO4 → Ag2SO4 + H2SO4 硝酸銀(I)水溶液に、希硫酸または硫酸塩水溶液を加えると、細かい結晶が沈殿する〔日本化学会編 『新実験化学講座 無機化合物の合成II』 丸善、1977年〕。 : 2 Ag+(aq) + SO42−(aq) → Ag2SO4 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「硫酸銀(I)」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Silver sulfate 」があります。 スポンサード リンク
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