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アメリカン・ロコモティブ(''American Locomotive Company'' )はアメリカ合衆国ニューヨーク州スケネクタディに本社を置く鉄道車両(機関車)メーカー。しばしばアルコ(''ALCO'' )の略称で呼ばれる。 == 歴史 == 1901年、以下の小規模な機関車製造会社が合併して設立された(括弧内は本社所在地)。 *ブルックス・ロコモティブ・ワークス(ニューヨーク州ダンケルク) *クック・ロコモティブ・アンド・マシン・ワークス(ニュージャージー州パターソン) *ディックソン・マニュファクチュアリング(ペンシルベニア州スクラントン) *マンチェスター・ロコモティブ・ワークス(ニューハンプシャー州マンチェスター) *ピッツバーグ・ロコモティブ・アンド・カー・ワークス(ペンシルベニア州ピッツバーグ) *ロードアイランド・ロコモティブ・ワークス(ロードアイランド州プロビデンス *リッチモンド・ロコモティブ・ワークス(バージニア州リッチモンド) *スケネクタディ・ロコモティブ・ワークス(ニューヨーク州スケネクタディ) 新しく設立された会社の本社はスケネクタディに設置され、結局、他の工場は閉鎖された。 1904年、カナダにあったをロコモティブ・アンド・マシン・カンパニー・オブ・モントリオールを買収し、モントリオール・ロコモティブ・ワークス(MLW)とした。後述のとおり、のちにアルコが車両の製造を止めた後もアルコの設計した車両の製造を継続した。翌1905年にニュージャージー州パターソンに本社を置くロジャーズ・ロコモティブ・ワークスを傘下に入れ、ボールドウィンに次ぐ2番目に大きな機関車製造会社になった。 1906年、ゼネラル・エレクトリック(GE)とともに電気機関車を製造。 1924年、電装品の供給をGEから、ディーゼルエンジンの供給をインガソールランドから受け、電気式ディーゼル機関車の製造を開始。 1929年、エンジン製造会社のマッキントッシュ・アンド・シーモア・ディーゼル・エンジンを買収。 1940年、GEとアメリカン・ロコモティブは販売部門を統合。名義は「ALCO-GE」となる。 1953年、GEはアメリカン・ロコモティブとの協業を廃止し、単独でディーゼル機関車の製造を開始。以後、急速にアメリカン・ロコモティブの脅威となっていくが、GEからの電装品供給は続いていた。 1956年、通称だった「アルコ」を正式な会社名に採用、Alco Pruducts(アルコ・プロダクツ)となる。センチュリー・シリーズ開発。 1964年、ウォーシントンがアルコを買収。ただし、運営は独立して行われる。同年、ウォーシントンはカナダでMLWの株を買い進めた。1967年にはMLW株の52%を取得。その間、1966年、ウォーシントンのカナダ子会社がMLWの子会社となり、1968年にはMLWウォーシントンとなった。 1967年、アルコの親会社であるウォーシントンはスチュードベーカーと合併し、ウォーシントン・スチュードベーカーとなった。 1969年、アルコは機関車製造から撤退。設計全般をMLWに譲渡した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アメリカン・ロコモティブ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 American Locomotive Company 」があります。 スポンサード リンク
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