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AmigaOS(アミガOS)は、パーソナルコンピュータ Amiga専用のOSである。アメリカ合衆国のコモドールが1985年に開発し、Amiga 1000と共にリリースした。初期のバージョン (1.0-3.9) はモトローラの68kシリーズの16ビットおよび32ビットのマイクロプロセッサで動作し、新しいAmigaOS 4はPowerPCマイクロプロセッサでのみ動作する。 日本では一般的な知名度は低いが、子供向けテレビ番組のウゴウゴルーガのCGアニメでAmigaが使用された場面が出たことで一部では有名。日本語を含むマルチバイト文字への対応に消極的であったため日本での販売は伸びなかったが、北アメリカやヨーロッパでは、そのユニークなデザインで人気が高い。 == 概要 == AmigaOSは、1985年に販売が開始されたときから、マルチタスクとカラーグラフィックスに対応するなど、当時としては先進的な機能が備えられていた。Execと呼ばれるプリエンプティブ・マルチタスク型カーネルの上に、Amigaの独特なハードウェアの抽象化層があり、ディスクオペレーティングシステムの''AmigaDOS''、ウィンドウシステムAPIの''Intuition''、グラフィカルユーザインタフェース (GUI) の''Workbench''が載っている。また、コマンド行インタフェース (CLI) の''AmigaShell''もシステムに含まれている。GUIとCLIは相補的であり、同等の機能を有する。 しかし、ライバルのWindowsやMacintoshとの競争に敗れ、1994年にコモドールが破産してしまい、一時は販売が停止してしまった。その後、コモドールの資産は数多くの企業に渡り、コモドール破産から5年後の1999年に、新たに誕生したAmiga.intによって数年ぶりにAmigaOS 3.5が販売されたものの、先進的な機能が備えられておらず、特にこれといった特徴もなかったため、売り上げは低迷していた。 そんな中、2004年に、一気にバージョンアップされたAmigaOS 4.0が発表。失敗に近かったAmigaOS 3.5よりも、新機能が多数増加され、一新された。 現在のAmigaの知的資産を所有するのはAmiga Incである。同社はAmigaOS 4の開発を監督する立場にあるが、実際の開発はHyperion Entertainmentに委託している。2006年12月20日、Amiga IncはHypelionのAmigaOS 4の開発ライセンスを終了させた。しかし、2009年9月30日、HyperionはAmigaOS 3.1の全世界での独占的かつ永久的な使用・開発・改変・販売・配布の権利とAmigaOS 4.xとその後の(AmigaOS 5 を含む)バージョンを販売する権利を獲得した。 2006年12月24日にAmigaOne向けのAmigaOS 4.0がリリースされた。 現在は、過去ほどの人気は失ったものの、再び人気を取り戻そうとしている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「AmigaOS」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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