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AutoHotkey : ウィキペディア日本語版
AutoHotkey

AutoHotkey とは、Microsoft Windowsが導入されているパーソナルコンピュータ常駐して一連の操作を自動化するためのユーティリティソフトウェアである。操作を自動化するためにはユーザーは独自のマクロ言語を記述する必要がある。「AutoHotkey」という名称からはキーボードのカスタマイズしかできないように感じられるが、マウスについても操作の一部が可能(後述)。フリーソフトウェアであるため、AutoHotkey_Lのような派生版が存在する。
==特徴==
AutoHotkeyのスクリプトは、プログラムの起動、文書のオープン、キー入力の送信、マウスのクリック操作やポインタ移動操作の発生のほか、変数の割り当て、変数内容の取得、変数の操作、ループ操作の実行、ウィンドウファイルフォルダの操作を行うことができる。これらの操作は、スクリプトで定義したショートカットキーにより起動することができる。たとえば、 キーボードの を押すとウェブブラウザを起動させる動作をスクリプトで定義できる。また、キーボード上のキーを別のキーに置き換えたり無効にしたりできる。たとえば「''q''」を押したときに、「''r''」が押されたとコンピュータに認識させたり何も動作させないようにしたりすることができる。 さらに、AutoHotkeyでは「ホットストリング」という、特定の文字列が入力されたらそれを特定の文字列に自動的に置き換える機能を使用することができる。ホットストリングスの最も典型的な使用例は、「btw」「%o」と入力するとそれぞれ「by the way」「percentage of」に置き換わるなど、省略形を正しい表記へ置き換える操作である。これは、日本語で言う日本語入力システムのようなものと考えると理解しやすいだろう。
GUI画面の専用データ入力フォームを作成したり、レジストリと連携したり、DLLから機能を呼び出してWindows APIを使用したりすれば、より複雑な操作も行うことができる。スクリプトは実行ファイルコンパイルすることができる。コンパイルしたスクリプトはAutoHotkeyがインストールされていないコンピュータでも動作させることができる。AutoHotkey自体のソースコードはC++で書かれており、Microsoft Visual Studio Expressでコンパイルすることができる。
プログラミングの際は、C言語と同様のポインタを使用したメモリアクセスが可能である。
AutoHotkeyを使用した操作の一般的な例は以下のとおり。
*キー配列を、QWERTY配列からDvorak配列などの配列に再割り当てする
*よく使うファイル名などの文字列をショートカットキーで入力する
*キーボードやジョイスティックでマウスカーソルを操作する
*簡単なキー入力でプログラム、文書、ウェブサイトを開く
 * Windowsのコントロールキーを使ったデフォルトのコマンドをEmacs相当のものに上書きする
*電子メールの本文やインターネットコミュニティの書き込みに署名を挿入する
*システムを監視し、不要なプログラムを自動的に終了させる
*、システムスキャン、バックアップの自動実行をスケジュールする
*オンラインゲームでの繰り返し操作を自動化する(オンラインゲームの利用規約に違反することもあるので注意)
*コンテストや無料サンプルの申し込みフォームに、名前や住所などを自動で記入する


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「AutoHotkey」の詳細全文を読む




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