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『avantage』(アヴァンタージュ)は、2005年にリリースされた来生たかおの22枚目のオリジナルアルバム(CD+DVD〈規格品番:ANYC-12024/5〉)である。 == 概要 == :※原則的に、来生たかおは“来生”に省略、来生えつこは“来生えつこ”と表記。 コンサートの映像や来生自身の監修によるプライベートショットを収めたDVDとの2枚組で、バックバンド“スタートル”のメンバーがメインとなって編曲・演奏を手掛けている。また、編曲者の“矢倉銀”は、来生のペンネームである。 来生は、前アルバム収録の「サラリーマン」のような、10代の頃に作った楽曲を再び紹介しようと考えていたが、来生えつこの、詞があまりにも恥ずかしいとの意見で見送られた〔来生たかお30周年記念インタビュー avantage 〕。また、後の弁によれば、CDが売れない時勢を考慮すれば本作を最後にもうアルバムは作れないかも知れないと思っていたという〔コンサート(2010年)のMC〕。 DVDのコンサートの映像は、2曲目、8曲目、10曲目は『クリスマスコンサート2004 égalité』(2004年12月18日/東京都・中野サンプラザ)、4曲目、5曲目、7曲目は『ソロライブ Stand Alone 2005』(2005年3月21日/東京都・府中の森芸術劇場)の模様を収録している(※曲番はカーテンショットを含めた数字)。 前作『égalité』同様、デザインワークには来生自身の意向が多分に反映されており、タイトルの“アヴァンタージュ”(フランス語)は、英語の“アドヴァンテージ(advantage)”に相当し、『égalité』(英語の“イーヴン〈even〉”=“五分五分の形勢・同点・引き分け”)から一歩進んだ心境を表現している。 青空をバックに色取り取りの洗濯物が干されているジャケット写真は、千葉の館山にある来生えつこの別宅で撮影された。これは、傾倒する小津安二郎の映画に同様のショットが多く使われていることからの発案である〔。また、プライベートショットを収録した48ページのブックレットは、東京都新宿区のゴールデン街で撮影した写真を表紙に使用しており、これもまた小津作品に登場するネオン街をイメージしたものである〔。店舗の看板には“Bar 浅い夢 avantage” “SNACK たかお” “遊歩道” “Etsuko”等、過去のアルバムや姉弟の名が嵌め込まれている。なお、付属の厚紙製ケースは『ホワイト・アルバム』をイメージした真っ白なものになっている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「Avantage」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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