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株式会社放送衛星システム(ほうそうえいせいシステム、''Broadcasting Satellite System Corporation''、通称:B-SAT)は、放送衛星の運用管理と衛星基幹放送局の提供業務を行う基幹放送局提供事業者(旧受託放送事業者)である。日本放送協会(NHK)と在京民放テレビ各社の出資によって設立された。 BS放送の受託放送役務は、2000年12月1日よりデジタル放送のみで行っていたが、2007年11月1日よりアナログ放送についても開始。これによりNHKとWOWOWは、保有していたBS(アナログ)テレビジョン放送局免許が前日限りで廃止となり、それぞれ委託放送事業者(後に衛星基幹放送事業者)へ移行した。2011年6月30日、改正放送法の施行により受託放送事業者は基幹放送局提供事業者とみなされ〔平成22年法律第65号による放送法改正附則第8条第6号〕、「放送局」の保有は継続するが「放送事業者」ではなくなった。 ==概要== ===衛星一覧=== 同社唯一の衛星シリーズである日本国内向け放送衛星(BS)のBSATは、これまで8機が打ち上げられ(うち1機失敗)いずれも軌道位置は東経110度。東経110度CSデジタル放送(スカパー!等)を行うスカパーJSATの通信衛星N-SAT-110も直近にある。 BSATシリーズ共通の特徴として、実験放送衛星ゆりシリーズでは毎年春と秋の各1ヵ月半ずつ程度存在した、太陽光が月・地球などに阻まれて太陽電池に届かず発電できない食の時期における二次電池蓄電量温存のための放送休止(主に深夜)が解消され、完全24時間放送に対応している点が挙げられる。 * BSAT-1a,1bはNHK及びWOWOWを含む3社による区分保有機であったが、2008年8月より全体を放送衛星システムが保有することになった。またBSAT-3cはスカパーJSATとの区分保有機となっている。当初から全体を保有している衛星を含め、いずれも放送衛星システムが管制業務を担当。 * BSAT-1,2系の機体は4波、BSAT-3a,3bは8波、BSAT-3cは12波すべてのBS放送を同時送信できる設計となっている。 * BSAT-1系はアナログ放送世代の機体だが、BSAT-1bのみBSデジタル放送にも対応しており、2000年のデジタル本放送もBSAT-1bによって開始となった。またデジタル放送世代のBSAT-2系以降のうち、2a及び3aにはアナログ放送に対応する機能を搭載し、BSAT-1a設計寿命期の2007年よりBSAT-2a設計寿命期である2011年までのBSアナログ放送の継続を担保するものとした。 このほか、NHKとWOWOWが区分保有する放送補完衛星BS-3N(2007年軌道外投棄)の管制業務を受託していた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「放送衛星システム」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Broadcasting Satellite System Corporation 」があります。 スポンサード リンク
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