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B3N3H6 ( リダイレクト:ボラジン ) : ウィキペディア日本語版 | ボラジン
ボラジン (borazine) は、ホウ素と窒素、水素よりなる複素環式化合物であり、示性式は(BH-NH)3、組成式は B3H6N3である。IUPAC命名法ではシクロトリボラザン (cyclotriborazane) となる。CAS登録番号は 。 == 性質 == 融点 −58 ℃、沸点 55 ℃ の無色透明の液体で、乾燥した大気下では安定。水と反応して水素、アンモニア、ホウ酸を生じる。また光により、水素を放出しながら緩やかに重合する。また熱、アルコールおよび酸によっても分解される。引火点が −1.7 ℃ のため、引火しやすく危険。 ベンゼン同様、窒素とホウ素が3つずつ平面上に亀の甲(六角形)状に交互に配置した構造をとっている。ホウ素の電子不足性と窒素の電子過剰性が補いあうのでベンゼンと等電子構造体であり、構造上安定。炭素を含まないため、「無機ベンゼン」とも言われる。環上に異なる原子が存在していることから部分的なイオン性を示し、低誘電率を示す。 ボラジンには、下式のような共鳴構造が描かれる。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ボラジン」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Borazine 」があります。
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