翻訳と辞書
Words near each other
・ BeSide
・ Beside
・ beside
・ beside oneself
・ beside oneself with ~
・ beside teaching
・ beside the mark
・ beside the point
・ besides
・ besiege
・ BESK
・ Beskey
・ BESM
・ besmear
・ besmirch
・ besought
・ bespeak
・ bespectacled
・ bespoke
・ bespoken


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

BESK : ウィキペディア日本語版
BESK

BESK (])とはスウェーデンにおける初の2進数による電子計算機である。真空管継電器を組み合わせている。Matematikmaskinnämndenで開発され、短期間ではあるが、世界最速の計算速度を発揮した。コンピュータは1953年に完成した。BESKの技術はFACIT EDBに引き継がれた。BESKの複製機はSMILと呼ばれ、ルンド大学の為に製造された。デンマークで製造されたBESKの複製機はDASKと呼ばれた。
開発チームはStig Cométによって率いられた。ハードウェアErik Stemmeが開発した。Gösta NeoviusOlle Karlqvistは応答性の優れたアーキテクチャと命令セットを開発した。開発チームがアメリカに旅行中に書き留めたIASマシンを元にしている。
BESKの原型機は英国のウィリアムス管40本をメモリーとして用いた。
BESKはスウェーデンの核兵器開発計画にも使用されたが、殆どはSMILによって計算された。1957年ハンス・リーゼルはBESKを使用して当時最大の969桁のメルセンヌ数を発見した。
BESKは機械式継電器のコンピュータBARK (Binär Aritmetisk Relä-Kalkylator, スウェーデンの"2進数継電器計算機"を意味する)の数年後にMatematikmaskinnämndenよって開発された。
サーブはBESKコンピュータを借りてサーブ ランセンの強度を計算した。1955年、コンピュータの有用性を認識したサーブは独自のコンピュータである''SAABs räkneautomat'' SARA, "SAAB'の計算機"を導入した。SARAはBESKの2倍高速だった。BESKの職務に従事していた何人かの人達はFacitに雇われFacit EDBを運用した。
豆知識: "Besk"はスウェーデンで"苦い"を意味する。同様にルンドの位置するスコーネ地方ではアルコール漬けのハーブである''Artemisia absinthium L.''から作られる苦味に由来する。BARKマシンである''CONIAC'' (Conny Integrator And Calculatorはコニャックに由来する)
== 外部リンク ==

* http://www.algonet.se/~rittsel/dator/besk1.htm (in Swedish)
* http://www.treinno.se/pers/okq/besk.htm (in Swedish)
* Picture of the BESK
* BESK programmers manual (in Swedish)


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「BESK」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.