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БЭСМ (BESM) は、1950年代から60年代に作られたソビエト連邦のメインフレームの名称である。この名称は Большая Электронно-Счётная Машина (大規模電子式計算機械)の頭文字から取られている。БЭСМはМЭСМの後継機種である。МЭСМは1機のみ、1948年から51年にかけて作られた、ヨーロッパ大陸の最初期のコンピュータである。БЭСМには6つの形式があった。 == БЭСМ-1 == БЭСМ-1は、当初の名称を単にБЭСМといい、またあるいはБЭСМ-АН (科学アカデーミヤのБЭСМ) とも呼ばれた。1952年に完成した。1機のみが作成された。БЭСМ-1はおよそ5000本の真空管を用い、当時ヨーロッパ最速のコンピュータであった。39ビット長の語を用いて浮動小数点数を表現した。32ビットが仮数部、1ビットが符号部、6ビットが符号付指数部であった。これは10-9から1010の数を表現できる。БЭСМ-1は1024語の読み書き可能の磁気コアメモリと、1024語の読み出し専用のダイオードメモリを備えていた。また外部補助記憶装置として、30000語記録可能な磁気テープ装置を4台と、5120語を毎秒800語でアクセス可能な磁気ドラム装置も備えていた。БЭСМ-1は8から10キロフロップスの性能を有していた。消費電力は冷却装置を除き、およそ30kWであった。 БЭСМ-2も真空管式コンピュータであった。 БЭСМ-3およびБЭСМ-4はトランジスタ式のコンピュータで、そのアーキテクチャはM-20およびM-220に似ていた。語長は45ビットであった。БЭСМ-4は30機生産された。 * EPSILONは、文字列やリストの操作を含む高レベルのマクロ言語で、ノヴォシビルスクのアンドレイ・イェルショフによって1967年に作成され、M-220上のALGOL68の実装に用いられた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「BESM」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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