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BLU-82
BLU-82B/C-130は、重量15,000ポンド(6803.8kg)で従来的な内部構造を持つアメリカの航空爆弾である。この兵器は「コマンド・ボルト」計画や、アフガニスタンでの戦闘、およびベトナム戦争中に「デイジーカッター」の通称が付いたことが知られている。これはこの兵器が、森林を吹き飛ばしてヘリコプターの着陸地点に変える能力を持つためだった。投下はC-130またはMC-130輸送機から行われた。この爆弾は255個が製造された〔London, U.K.: Aeroplane, Fricker, John, "''Crosswind''", October 2006, Volume 34, Number 10, No. 402, page 120.〕。BLU-82は2008年に退役し、より強力なMOABに代替された。 == 概観 == BLU-82B/C-130の元来の設計はベトナムの密林を即席に伐掃することであり、試験投下はCH-54、通称「フライングクレーン」ヘリコプターから行われた。後にこの兵器は、非常に巨大な爆風半径(1500mから1700mと様々に報告される)、そして離れた距離から判る閃光と音響といった理由から、対人兵器や威嚇兵器としてアフガニスタンで使われた。本爆弾は今までに用いられた中で最大級の通常型爆弾の一つであり、これに優る兵器は幾種かの地震爆弾、燃料気化爆弾、また地中貫通爆弾が存在するのみである。これらのうちの幾つかには第二次世界大戦後期に出現したグランドスラムやT12地中貫通爆弾があり、現代のものとしてはロシア空軍のFOAB、またアメリカ空軍のMOABや大型貫通爆弾が存在する。 「BLU」の名称は「Bomb Live Unit」を意味し、練習に用いられる「BDU」、すなわち「Bomb Dummy Units」と対比している。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「BLU-82」の詳細全文を読む
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