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E90は、ドイツの自動車メーカーBMWが生産するスモール・ラグジュアリー・カー、3シリーズの5代目に付けられたコードネームである。E90はセダン、E91はツーリングワゴン、E92はクーペ、E93はクーペカブリオレのモデルコードである。 == 概要 == ボディサイズがさらに拡大し、後席の居住性が改善された。エクステリアデザインは、BMWのデザイナーである永島穣司。ガソリンエンジンは4気筒と6気筒の2種類であり、ヨーロッパなどではディーゼルターボエンジン搭載車も販売される。ランフラットタイヤ(RFT)が標準装着となり、スペアタイヤは装備されない。6気筒モデルでは、電子制御ステアリングであるアクティブ・ステアリングが設定可能。グリルのデザインにより、4気筒車と6気筒車の判別が可能(4気筒の縦バーはブラック・6気筒の縦バーはクロームメッキ)である。日本向けモデルのうち、セダンの大半は南アフリカのロスリン工場にて生産され、クーペとカブリオレとツーリングについてはドイツのミュンヘンもしくはレーゲンスブルク工場にて生産される。 なお、このシリーズは、BMWが販売している車種の中で、もっとも販売台数が多い。 2008年秋にはフェイスリフトが行われる。エクステリアは、キドニー・グリルをよりワイドにし、エアインテークを拡大した新デザインのフロントバンパーとし、ボンネットには新たにラインを加え、シャープさを増した。ヘッドライトにはLED式ターン・インジケータを採用し、立体的なグラフィックデザインも変更。テールライトは、L型のデザインを強調し、LEDユニットを組み込んだタイプに変更。 さらに日本向け右ハンドル車のアウタードアハンドルを専用設計にすることで、日本市場向けにボディサイズを全幅1800mmへと従来より15mmサイズダウンし、機械式立体駐車場の利用を考慮した。そして従来型のユーザーにも同様のパーツを販売する体制をとり、ユーザーの希望でクルマの車幅変更が可能としている。 インテリアでは8.8インチワイドモニターを採用した新世代のナビゲーションシステムを標準装備とし、iドライブ等も最新型にアップデート、6つのエアバッグ、全席3点式ELRシートベルトとヘッドレストの装備、フロントシートのヘッドレストが衝撃に応じて作動する「アクティブ・ヘッドレスト」を標準装備し、追突時などの時のむち打ち症になるリスクが低減されるなど安全面でも充実を図った。 また、アイドリング・ストップシステムやブレーキ時に回生発電を行いバッテリーに電力を貯蔵するブレーキ・エナジー・リジェネレーションを含む「エフィシェント・ダイナミクス」も適用され、環境に対する更なる配慮も行われる。なお日本市場向け専用機能はドイツ仕様の3倍といわれている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「BMW・E90」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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