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BRM・P180は、F1コンストラクターのブリティッシュ・レーシング・モータース(BRM)が1972年に開発したフォーミュラ1カーである。デザイナーはトニー・サウスゲイト。 == 概要 == 1972年からマールボロがBRMのスポンサーに付き、多額の資金を得て開発。P180の特徴はラジエターやオイルクーラーを車体最後部に配置して重量をマシン後半に集中させている点(重量配分は前輪30、後輪70〔。)。フロントのノーズは低く薄いスポーツカーノーズを採用(実戦では使用されず、通常のウイングノーズを使用)。空力を意識してコクピット前方が低く仕上げられ、その結果コクピットカウルとステアリングホイールが干渉してしまうため、ステアリングを逃す穴が開けられている。 2台製作されスペインGPでピーター・ゲシンのドライブによりデビュー(ジャン=ピエール・ベルトワーズにも用意されたが、ブレーキの問題のためP160Bに乗り換える〔大串(1992)p115。〕。)。しかし、極端な重量配分によりアンダーステアが発生して操縦性が悪化したため、モナコGPが終わった後一旦レースから撤退。この間アンダーステア解消のためマシンを改修、オイルクーラーがマシン右側に移設されイタリアGPより復帰するが、結果を残すことはできなかった。 10月22日にブランズハッチで行われた非選手権レース「ワールド・チャンピオンシップ・ヴィクトリーレース」でベルトワーズのドライブにより優勝している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「BRM・P180」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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