|
塩素酸バリウム(えんそさんバリウム、Barium chlorate)は、組成式がBa(ClO3)2の白色の結晶性固体。刺激性があり、摂取すると吐き気や嘔吐、下痢を催す。パイロテクニクスにおいて緑色を作り出すのに使われている。 == 合成 == 塩化バリウムと塩素酸ナトリウムの複分解によって得られる。 :BaCl2 + 2 NaClO3 → Ba(ClO3)2 + 2 NaCl より複雑な非電気分解プロセスによって合成することもできる。 :BaCl2 + Na2CO3 → BaCO3 + 2 NaCl or BaCl2 + 2 NaHCO3 → BaCO3 + 2 NaCl + H2O + CO2 この段階ではのちに使う炭酸バリウムを合成する。 :C4H6O6 + NH4OH → NH4C4H5O6 + H2O この段階では酒石酸アンモニウムを合成する。 :NH4C4H5O6 + KClO3 → KC4H5O6 + NH4ClO3 この段階では塩素酸カリウムを加え、塩素酸アンモニウムを得る。 :2 NH4ClO3 + BaCO3 + ''Q'' → Ba(ClO3)2 + 2 NH3 + H2O + CO2 塩素酸アンモニウムに炭酸バリウムを加え煮沸すると塩素酸バリウムが生成する〔 〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「塩素酸バリウム」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Barium chlorate 」があります。 スポンサード リンク
|