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水酸化バリウム(すいさんかバリウム、Barium hydroxide)は塩基性の無機化合物で、バリウムの水酸化物であり化学式 Ba(OH)2 で表される。バリウムイオンと水酸化物イオンよりなるイオン結晶であり、粒状または粉末状の外観を持つ。最も一般的な形として1水和物が市販されている。一般の水溶性バリウム化合物と同様に毒性が強く劇物に指定されている。 バリタ (baryta) とも呼ばれ、飽和水溶液(バリタ水)は水酸化カルシウム同様に二酸化炭素を吹き込むと炭酸バリウムが析出し、白く濁ることで知られる。 ==調製== 酸化バリウム (BaO) を水に溶解させることによって生成する。再結晶すると8水和物が得られ、これを空気中で加熱すると1水和物となる。減圧下で100に加熱すると無水物が得られる〔(1960). ''Gmelins Handbuch der anorganischen Chemie'', 8. Aufl.; Verlag Chemie: Weinheim, p. 289. 〕。 ただしこの水和反応は生石灰の消和よりも激しく危険を伴う。 : , 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「水酸化バリウム」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Barium hydroxide 」があります。 スポンサード リンク
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