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BankingWeb21 : ウィキペディア日本語版 | BankingWeb21[ばんきんぐうぇぶ21] BankingWeb21(バンキングウェブ21、BW21)は、NECが開発した純オープン系の勘定系システムのパッケージである。 == 概要 == BankingWeb21は、UNIX基盤上で旧住友銀行が開発した運用基盤ミドルウェアのOpenDiosaを採用し、低コストで先進的なオブジェクト指向技術を採用したパッケージとされている。稼働環境は、NECのUNIXサーバーで、オペレーティングシステムはHP-UX、データベース管理ソフトはOracle Database、アプリケーションサーバはBEAなど。 200億円以上を投じ、米国、中国、インド、日本の4カ国で開発。1999年7月に発表。2003年5月に1行目の八千代銀行が稼働開始し、「日本初のオープン系勘定系」とされている。 当初は八千代銀行を含め9行が採用を発表していた。しかしBankingWeb21の開発遅延により、八千代銀行の稼働開始は予定より2年遅れ(2001年5月→2003年5月)となった。この開発遅延、その対応の中で八千代銀行専用のカスタマイズとなってしまったとの報道、稼働直後の6月の障害などもあり、2004年の大光銀行をはじめとして採用撤回が続き、「失敗プロジェクト」とも呼ばれた〔八千代銀行の障害原因はデッドロック 〕〔NECのオープン勘定系に危機再来 汎用化に苦戦、後続銀行の離脱始まる - ITPro 〕。2005年には営業活動停止の報道もされたがNECは否定した〔NEC、BankingWeb21の「営業と開発を続けていく」--一部報道を否定 - ZDNet 〕。稼働は八千代銀行のみの状態が7年間続いたが、2010年5月に2行目となる三重銀行で稼働開始した。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「BankingWeb21」の詳細全文を読む
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