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BeagleBoard(ビーグルボード)および BeagleBone(ビーグルボーン) は省電力、低コストのシングルボードコンピュータであり、テキサス・インスツルメンツ(TI)によりDigi-Keyの協力を得て開発された。BeagleBoard(BeagleとBoardの間にスペースは入れない)はオープンソースの理念に基づき設計され、Texas Instruments OMAP3のSoC技術成果を示すために作られた。このボードは、世界中で仲間同士がオープンソースハードウエアとオープンソースソフトウエアを教え合う目的に使える教育用ボードとしての機能性能を備えるよう、TI在籍エンジニアの小規模チームによって開発された。このボードはまたクリエイティブ・コモンズにおけるShare-alikeライセンス形態で一般向けに販売されている。BeagleBoardについてはbeagle.org に巨大なコミュニティが存在する。 BeagleBoardの後継として、CPU性能およびメモリ搭載量と周辺機能を強化したBeagleBoard-xMがある。またBeagleBoneの後継として、機能向上と共に大幅にコストダウンを図ったBeagleBone Black(単なる色違いではなく機能が異なる別製品)がある。 また、同様のオープンソースハードウエアコミュニティによって設計され、OMAP4系列のSoCを搭載したPandaBoardがある。 == BeagleBoard == BeagleBoardは基板の外寸サイズは約75 x 75 mm で、基本的なコンピュータの全ての機能を搭載している〔http://archive.is/20120711061852/http://linuxdevices.com/news/NS5852740920.html〕。ARM Cortex-A8をコアとしたOMAP3530を搭載。Windows CE、 Linux、 Symbianなどのオペレーティングシステムを実装することができる。TMS320C64x+のDSPをビデオ・オーディオのデコードのために搭載、そしてイマジネーションテクノロジー社のPowerVR SGX530GPUを2Dおよび3Dレンダリングのため搭載〔グラフィックレンダリング性能はTIのAndroid Froyo Pre-build版640x480画面上でアプリ動作確認可能〕。映像出力はS端子とDVI端子の2つ。SDメモリーカード (MMC) スロットを1個搭載しSDIOセキュリティ機能にも対応可能、USB On-The-Go対応端子、RS-232シリアルポート、JTAG接続、オーディオ信号入力/オーディオ信号出力用に2個のステレオ3.5mmジャックを搭載。 内蔵メディアとメモリはPoP形状で提供され、256MBのNAND Flashメモリ、128MBのDRAM を搭載。 電源電圧は5V動作、最大消費電力は2W (0.4A) で、ACアダプタ接続用のDCジャック(プラグ外径5.5mm、内径2.1mm)およびUSB On The GoミニUSBコネクタから電源供給ができる。電力消費が小さいので、冷却系やヒートシンクの追加は不要。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「BeagleBoard」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 BeagleBoard 」があります。 スポンサード リンク
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