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C++11は、2011年時点で最新のプログラミング言語 C++ のISO標準 ISO/IEC 14882:2011 の略称である。規格の策定中は2009年中の標準化を目指していたため、C++0x という仮称で呼ばれていた。後継は C++14。 ISO/IEC 14882:2003 (C++03) に代わるものとして、2011年8月12日にISOによって承認された。コア言語への機能追加や標準C++ライブラリの拡張を施し、 C++TR1 ライブラリの大部分を(数学的特殊関数ライブラリを除いて)取り込んでいる。 == 標準策定の方針 == C++ への修正はコア言語と標準ライブラリの双方に及ぶ。 委員会は、新規格の個別の要素の策定に際して次のような方針をとった。 *C++98 との、さらに可能であれば C との一貫性および互換性を維持すること。 *新機能の実現方法として、コア言語の拡張よりも標準ライブラリの拡張を優先すること。 *プログラミングの技法を発展させうるような変更を優先すること。 *特定のアプリケーションにのみ有効な機能を導入するよりも、システムやライブラリの設計が容易になるような改良を行うこと。 *従来の型安全でない技法に対して、より安全な代替を提供すること。 *ハードウェアと密接に動作する能力と効率を向上すること。 *現実的問題に対する適切な解決法を用意すること。 *“ゼロ・オーバーヘッド原則” (ある機能を使用するためのサポートは、その機能を使用しない場合は影響を及ぼさない) を実践すること。 *上級者向けの機能を削ることなく、C++の学習や指導が簡単になるようにすること。 初心者はプログラマ人口の多くを占める。また、多くの初心者は自身が習得した一部の言語機能に拘泥しがちであり、知識を広げようとはしない。従って、初心者への配慮は重要であると考えられた。また、C++の言語仕様の大きさ(アプリケーションやプログラミング・スタイルの多様性も含む) を考えると、どれだけ長い経験を積んだプログラマも新しいプログラミングパラダイムの前では未経験者になり得ることから重要な配慮であると言える。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「C++11」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 C++11 」があります。 スポンサード リンク
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