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C129H223N3O54 ( リダイレクト:パリトキシン ) : ウィキペディア日本語版
パリトキシン

パリトキシン (palytoxin) は、海産毒素の1種。非ペプチド性の化合物ではマイトトキシンに次ぐ猛毒である。1971年に、ハワイに生息する腔腸動物イワスナギンチャク ''Palythoa toxica'' から初めて単離された。分子式はC129H223N3O54分子量は2680。多糖類やタンパク質といったポリマー系の生体高分子ではなく、構造式が正確に定まるような天然有機化合物の中では最大の部類に入る。名称は、''Palythoa''から分離されたことに由来する〔paly+toxin(毒)〕。
もともとはシガテラ中毒の関連毒素と考えられていたが、現在はアオブダイ食中毒の原因物質と同定されている。
== 毒性 ==
マウスに対する半数致死量 LD50静脈内注射)は0.15 μg/kg〔で、フグ毒として有名なテトロドトキシン(LD50 8 μg/kg、静注)よりも強い。
ハワイの先住民族では、矢毒として用いられていた。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「パリトキシン」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Palytoxin 」があります。




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