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C12H19NO20S3 ( リダイレクト:ヘパリン ) : ウィキペディア日本語版
ヘパリン

ヘパリン (heparin) は抗凝固薬の一つであり、血栓塞栓症播種性血管内凝固症候群 (DIC) の治療、人工透析体外循環での凝固防止などに用いられる。ヘパリンの原料は牛や豚の腸粘膜から採取されるが、牛海綿状脳症 (BSE) 発生後の現在は健康な豚から採取されたものがほとんどである。
細胞から発見されたため "heparin" と名付けられた(hepato- は「肝の」という意味)が、小腸筋肉肥満細胞など体内で幅広く存在する。化学的にはグリコサミノグリカンであるヘパラン硫酸の一種であり、β-D-グルクロン酸あるいは α-L-イズロン酸D-グルコサミンが 1,4 結合により重合した高分子で、ヘパラン硫酸と比べて硫酸化の度合いが特に高いという特徴がある。この分子中に多数含まれる硫酸基が負に帯電しているため、種々の生理活性物質と相互作用する。
生体内において肝臓で生成される。ヘパリンは細胞表面に存在し、種々の細胞外マトリクスタンパク質と相互作用している。それらのタンパク質の中には、上記の抗凝固作用に関与する凝固系や線溶系のタンパク質の他に、種々の成長因子脂質代謝関連タンパク質など100を超える種類のタンパク質が含まれ、細胞増殖や脂質代謝にも関与している。
== 歴史 ==

* 1916年ジョンズ・ホプキンス大学の医学生マクリーンがイヌの肝臓から抗凝固物質ヘパリンを発見した。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ヘパリン」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Low molecular weight heparin 」があります。




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