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ノートカトン(またはヌートカトン、Nootkatone)は分子式C15H22Oで表されるセスキテルペンケトンの一種である。天然型の''d''-ノートカトンはグレープフルーツ(特にホワイト種)の特徴的な香りを持つ化合物の1つである。 == 発見と構造決定 == 1962年にH. Erdtmanらによってアラスカイエローセダー (''Chamaecyparis nootkatensis'') の心材のアセトン抽出物から単離され、ノートカトンと命名された。Erdtmanらはユーデスマン骨格の構造を提案したが、これは誤りであった。 1964年にWilliam D. MacLeodらによりグレープフルーツジュースおよび果皮油から発見され、グレープフルーツの香りに大きく寄与している化合物であることが判明した。そして翌年MacLeodによってエレモフィラン骨格を持つ正しい構造が決定された。 なお、ベチバーの精油に含有されるα-ベチボンはノートカトンと二重結合の位置が一箇所異なるだけの異性体である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ノートカトン」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Nootkatone 」があります。 スポンサード リンク
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