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C4ピカソ(''C4 Picasso'' )およびグランドC4ピカソ(''Grand C4 Picasso'' )は、フランスの自動車メーカーシトロエンが製造・販売するミニバン型の自動車である。 尚、「ピカソ」の名称は車名エンブレムのデザイン(ピカソの直筆がベース)とともに、ピカソ財団の許可を得て採用している。 == 初代 == それまでのクサラピカソの後継として、2006年のモンディアル・ド・ロトモビルでグランドC4ピカソを発表、C4ピカソは2007年1月に登場した。〔 - シトロエンのプレスリリース(2007年1月5日)〕クサラピカソやベルランゴとともにビーゴにあるPSAグループのスペイン工場で生産されている。 C4ピカソは5人乗り、グランドC4ピカソは7人乗りで、サイズではクサラピカソとC8の中間に位置する。車名が示す通り、C4およびプジョー・307とプラットフォームをはじめ多くのパーツを共有している。 C4ピカソはパーキングブレーキは自動でロック・解除機能を持ち、パーキングブレーキの操作にはセンターコンソール上部にボタンスイッチが設けられており、シフトレバーもペンほどの大きさのセレクターがステアリングコラムから生えているのみである。新たに盛り込まれた電子制御機能のほとんどはハンドル内部に設けられたスイッチで操作可能で、そのスイッチ類を含めたハンドル中央部はC4同様固定式でハンドルを回しても中央部は回らないデザイン・設計になっている。エアコンは前後左右4座独立制御、夜間時はダッシュボード、ドア内装部分、サンバイザーに仕込まれたイルミネーションライトが灯され、総体的にコンピュータ、自動制御機能がふんだんに盛り込まれ自動車の電子機器化が進んだコンセプトとなっている。 エンジンはC4と共通の直列4気筒エンジンで、1.8L/2.0Lのガソリンエンジン、1.6L/2.0LのHDiディーゼルエンジンを搭載。トランスミッションは4速AT、5速MT、6速セミAT(6EGS)が用意されている。 サスペンションは基本的にコイルスプリングであるが、リアはオプションでエアサスペンションを選択することも可能。これはシトロエンが得意とするハイドロニューマチックとは違い、通常のタイプである。 ルノー・グランセニックやプジョー・307SWにも採用されている大きなグラスルーフを搭載、開放感と視界の良さを実現する一方で、ユーロNCAPでは5つ星を獲得するなど、安全性も確保されている。 2007年5月、日本での販売を開始。7人乗りで2.0Lガソリンエンジンに4速ATまたは6速EGSを組み合わせるモデルが導入されたが、日本ではグランドC4ピカソではなくC4ピカソを名乗る。グレードは「C4ピカソ2.0エクスクルーシブ」を名乗り、価格はいずれも345万円で、ハイドラクティブはオプションを含め選択できない。 〔 - シトロエン・ジャポンのプレスリリース(2007年5月25日)〕但し、リヤエアサスペンションは備わる。 2007年9月11日、ブルーのC4ピカソがスペイン工場で90万台目に生産された自動車となる。また、グランドC4ピカソとC4ピカソの累計生産台数は13万台を越えた。〔 - シトロエンのプレスリリース(2007年9月21日)〕 2008年1月、値上げされ362万円となるも、その穴を埋め合わせるべく廉価版「C4ピカソ2.0」を追加した。 このグレードは従来のエクスクルーシブからバイキセノンライトやヘッドランプウォッシャー、鍍金モール、ガラスハッチ、リヤエアサスペンション、アルミホイールなどを省いた内容となっており、価格は335万円と27万円安となっている。 2009年2月、それまでの2.0Lから新開発の1.6Lツインスクロールターボに換装された。 2010年4月、一部改良。これまで設定されていたバイキセノンヘッドライトからハロゲンランプに変更された他、アルミホイールの形状が変更された。旧価格は377万だったが349万円と低価格が実現された。 2011年2月10日、マイナーチェンジ。エンジンはそのままで、これまで設定されていたハロゲンランプからバイキセノンヘッドライトが再設定された。インテリア表皮が変更され、レザーシートはメーカーオプション設定される。価格は据え置きされた。 2012年6月27日、特別仕様車「リミテッドスタイル」を150台限定で発売。「ミストラル」と呼ばれるブラックインテリアや17インチアロイホイールなどを装備。 2012年12月 日本での販売を終了。公式サイト上からも消えた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「シトロエン・C4ピカソ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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