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C62ニセコ ( リダイレクト:C62ニセコ号 ) : ウィキペディア日本語版
C62ニセコ号[しーろくじゅうににせこごう]

C62ニセコ号 (シーろくじゅうにニセコごう)とは、北海道旅客鉄道(JR北海道)の函館本線小樽駅 - ニセコ駅(当初は倶知安駅)間にて1988年昭和63年)4月29日から1995年平成7年)11月3日まで運行されていた、蒸気機関車牽引による臨時快速列車である。
「SLニセコ号」と呼ばれることもあったが、JR北海道はそのようには呼んでいない。
== 概要 ==
C62 3が旧形客車スハフ44形4両とスハシ44形1両を牽引する編成で、鉄道事業者ではなく、北海道小樽市に本部を置き〔その後、主要スポンサーであった札幌市ハドソン(現在はコナミデジタルエンタテインメントに吸収合併され現存せず)本社内に移転した。〕設立した民間団体「北海道鉄道文化協議会」(鉄文協)が、一般個人や企業からの寄付を受けて蒸気機関車の動態復元検査や列車の運転資金をまかない、鉄文協のボランティアが車内清掃や車内案内などを行うという形態で運行された。
産業文化財の保存を目指し、いたずらに華美な装飾を施したり、特別な車両を用いたりすることなく、極力現役時代の列車を再現する方針がとられた。
しかし、蒸気機関車の全般検査の資金が確保できないことが判明したうえ、運行に必要な費用の確保もままならなくなり、さらに1995年に軸受を焼損する事故が発生した。このため鉄文協では同年度に行う10日間の運行をもって運転を終了することを決定し、同年11月3日の運転を最後に廃止された。その後、鉄文協も解散した。日本の産業文化財の保存に対する意識の低さが露呈した事例であった。
その後、JR北海道は、自社の手により1999年(平成11年)に蒸気機関車の動態保存と列車の運行を再開したが、機関車は小型で維持費用も安いタンク式C11形となった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「C62ニセコ号」の詳細全文を読む




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