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CC団(シーシーだん。C・C団、CC派、C・C系とも)は、中華民国・国民政府時代の、中国国民党内の党派。陳果夫、陳立夫の兄弟を中軸として、国民党の党内支配、特務諜報活動の方面で権力を振るった。蒋介石の与党的存在であったが、国民党政権が国共内戦に敗れて台湾に移った際に衰退した。 == 由来について == CCの名称の由来は、陳果夫、陳立夫兄弟らが1927年11月に、当時国民党内の政争によって下野していた蒋介石を支援するために、秘密結社「中央倶楽部」を上海にて結成した事から、とされる。「中央倶楽部」の英訳がCentral Clubとなるのでその頭文字を持ってCCと称したとも、また陳兄弟の「陳」の英語の頭文字を取ってCCと称した、ともいう〔『二陳和CC』123、125頁〕。一方で陳立夫は後に、「中央倶楽部」なる秘密結社は存在せず、中国共産党が陳兄弟ら反共派を非難するために捏造した造語である、と述べた〔『成敗之鑑 陳立夫回憶録』435-437頁。菊池一隆は陳立夫のこのコメントに賛意を示し、CCの名称は「中共が非難するため付した他称が国民党内の政敵を含めて普遍化したものと考えて間違いない。」と述べている。「都市型特務「C・C」系の「反共抗日」路線について(上)」3頁〕。 後に「CC団」とされる党派は、1926年に陳果夫が設立した右派グループ「浙江革命同志会」を元として、その後国民党内の各種右派グループがこれに合流していったとされる〔『二陳和CC』121頁、「都市型特務「C・C」系の「反共抗日」路線について(上)」6頁〕。 CC団はその権力の源泉として陳兄弟が握った国民党中央組織部の他にも、陳兄弟の叔父・伯父である陳其美や陳其采が浙江省に持っていた政治的・経済的実力や、青幇との繋がりがあったとされている〔都市型特務「C・C」系の「反共抗日」路線について(上)」7頁。菊池はまた、「つまりC・C系は国民政府の基盤確立の過程で生まれてきた「新官僚」と知識分子中心の小ブルジョワ層であり、いわば江浙中心の都市勢力といえる。」と述べている。同上8頁〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「CC団」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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