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CD+G(CD+Graphicsとしても知られる)とは、コンパクトディスク規格の拡張規格であり、オーディオデータと平行して、対応機器で再生可能な低解像度のグラフィックを提供する。 Enhanced CD、CD+と共にCDブルーブック規格を構成する。 CD+Gディスクは大抵、カラオケ機器で使われ、楽曲の歌詞を画面に表示させる為に活用される。 カラオケ専用機器に加えて、CD+GフォーマットのCDを再生可能な民生機器としては、NECのCD-ROM²(PCエンジン用CD-ROMドライブ)、PCエンジンDuo、フィリップスのCD-i、セガサターン、メガCD、3DO、Amiga CD32、CDTV、Atari Jaguar CD(Atari Jaguar用の外部ドライブ)が存在する。 いくつかのCD-ROMドライブはこのデータを読む事が可能である。 2003年頃から、いくつかの単体DVDプレーヤがCD+Gフォーマットをサポートしている。 == 実装 == 各セクターには2352バイト(24×98)のオーディオ・データ、及び96バイトのサブチャンネル・データが配される。 各セクターの96バイトのサブチャンネル情報には各24バイトのパケットが4つ配される。 内容は1バイトのコマンド、1バイトのインストラクション、2バイトのパリティQ、16バイトのデータ、4バイトのパリティPである。 96のサブチャンネル・データの各バイトは8ビットにわけて考えられる。 その各ビットは、それぞれ別個のデータ・ストリームに対応している。 これらのストリームは“チャンネル”と呼ばれ、Pから始まるラベルを付されている。 P及びQチャンネルは通常のオーディオCDではタイミング情報の為に用いられる。 これらはCDプレーヤがディスク内での現在位置を追跡するのを補助し、同時にCDプレーヤの時間表示の為の情報にも供される。 留意すべきは、同じスペースがCD-TEXTの為にも用いられるという事である。 チャンネルQは、より高性能なプレーヤの制御目的で使われる。 MCNやISRCを含む。 ISRCはメディア産業で用いられ、他に含まれる情報として、オリジナル盤の国、発売年、権利者、そしてシリアル・ナンバー、及び以下の様ないくつかの追加タグがある。 ;データ:このトラックは(オーディオよりも)データを含む。オーディオCDプレーヤをミュートさせる為に用いる事が可能。 ;SCMSフラグ:トラックのデジタル・コピーに関するパーミッションを示すSCMSの為に使用される。 ;4チャンネルCD:このトラックは4チャンネル・オーディオを用いる。CDに於いては使われる事が無かった。 ;プリエンファシス:オーディオ・トラックがプリエンファシス記録されている。非常に稀なCDで用いられる。 CD+Gフォーマットは、標準的なオーディオCDでは未使用であるチャンネルRからWまでを用いる。 これら6ビットにグラフィック情報を格納する。 CD+Gシステムでは、16色(6ビット)グラフィックが300×216ピクセルのラスター・フィールドに表示される。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「CD+G」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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