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CJK互換漢字(シージェーケーごかんかんじ、)とは、Unicodeの統合規則に従うなら本来CJK統合漢字に統合されるはずであるが、既存の文字コードとの互換性のためUnicodeに収録された互換文字の一種。 == 内訳 == 文字コード順ではなく、登録された順に紹介する。 ;F900 - U+FA0B :韓国の文字コード規格KS X 1001(収録当時の規格番号はKS C 5601)に含まれる重複漢字との往復変換を保証するために収録された漢字。 :KS X 1001では漢字を韓国語での辞書順に配列しているが、一部の漢字には複数の読みが存在する。KS X 1001は同じ形でも複数の読みを持つ漢字は分離して収録しているため、これらは統合されて統合漢字に収録された。 :韓国はこれらの文字に対して原規格分離を主張しなかったが、往復変換を保証できなくては困るとしたユニコードコンソーシアムの代表からの要求により、互換漢字として収録された。 ;U+FA0C - U+FA0D :台湾の文字コードBig5に誤って重複して収録された2文字に対応する漢字。 ;U+FA0E - U+FA2D :IBM拡張漢字のうち、CJK統合漢字のブロックに収録されなかったもの。IRGを経由する漢字の通常の登録提案を経ずに、カナダからの提案としてISO/IEC 10646に収録されたため、「カナダ漢字」と呼ばれることがある。この範囲の漢字のうち12文字は、CJK統合漢字ブロック内に同一とみなせる(統合できる)文字が存在しないため実際にはCJK統合漢字とされている。なお、U+FA11()はU+5D0E(崎)、U+FA14()はU+6B05(欅)およびU+6989()、U+FA1F()はU+81C8(臈)にそれぞれ統合漢字ブロックの異体字を持つが、字体差が大きいとみなされ統合の範疇とされていない。逆にU+FA20(蘒)は、U+8612(蘒)と字体差が大きい(草冠と禾偏を取った部分が「亀」か「龜」かで、画数差が5画ある。)にもかかわらず統合されており、互換漢字となっている。異体字セレクタの方もU+8612を親字としてU+FA20の字形が規定されている。また、後にCJK統合漢字拡張BブロックのU+27EAFにU+FA23と同じものが登録されたが、これは誤って重複登録されたものである。 ;U+2F800 - U+2FA1D :台湾の文字コード規格CNS 11643はUnicodeと包摂規準が大きく異なるため、Unicodeでは統合される漢字の多数が別々に収録されている。それらの文字との互換性を確保するために収録された文字の一群。Unicode 3.1で追加。 :数が多いため、BMP外(追加漢字面)に新たなブロックを作成して収録された。 ;U+FA30 - U+FA6A :日本の文字コード規格JIS X 0213において人名許容・康煕別掲と呼ばれる漢字の一群と互換性を確保するために収録されたもの。Unicode 3.2で追加。これらは当初から原規格であったJIS X 0208では包摂されていたため、Unicodeでもたまたま他国の規格に含まれていたものを除いて統合されていた。 ;U+FA70 - U+FAD9 :北朝鮮の文字コード規格KPS 9566およびKPS 10721に収録されている漢字との互換性を確保するために収録された漢字の一群。Unicode 4.1で追加。 ;U+FA6B - U+FA6D :日本のデータ放送規格ARIB STD-B24で使われる文字コードに収録されている独自の漢字(ARIB外字)のうち、既存の漢字に包摂されていると考えられるもの。Unicode 5.2で追加。 ;U+FA2E - U+FA2F :U+F900 - U+FA0Bで定義されたうち2字(U+F92CおよびU+F9B8)に誤りがあり、それを修正するためにUnicode 6.1で収録された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「CJK互換漢字」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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