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COMETS ( リダイレクト:かけはし ) : ウィキペディア日本語版
かけはし

かけはし (Communications and Broadcasting Engineering Test Satellite, COMETS) は宇宙開発事業団(NASDA)(現宇宙航空研究開発機構)が開発した通信放送技術衛星である。
== 成立経緯 ==
通信総合研究所(CRL)は1987年(昭和62年)から次世代の衛星放送技術及び移動体衛星通信技術の開発を目的として、放送及び通信の複合型技術衛星(BCTS)計画に着手しており、搭載中継機開発のために地上試験モデルを開発していた。その後、1989年(平成元年)にBCTS計画はNASDAが推進していた実験用データ中継・追跡衛星(EDRTS)計画に統合するという方針が宇宙開発委員会によって決定された。また、1980年代初頭より日本電信電話公社がNASDAなどと共同でさくら3号a(CS-3a)及びさくら3号b(CS-3b)の後継機としてより高機能な実験用静止通信衛星4号(CS-4)を計画していたが、1989年(平成元年)5月にアメリカがスーパー301条の適用対象に政府関連の実用衛星を含めるよう主張したことに伴い大きな問題となった〔「日本の航空宇宙工業 50年の歩み」 第3章(1980~1999) p.179, 2011年1月閲覧〕。翌1990年(平成2年)の日米衛星調達合意によって、CS-4計画の民間衛星通信分野は商用衛星のN-STARとして独立させて国際競争入札による調達を行うこととなり、CS-4計画の技術開発分野は同6月にEDRTS計画と統合され、新たに通信放送技術衛星(COMETS)計画として再始動した。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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