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『ライオンのごきげんよう』は、フジテレビ系列にて1991年1月7日から2016年3月31日まで、毎週月 - 金曜日12:55 - 13:25(JST)に放送されていたトークバラエティ番組である。2011年1月に放送20周年、2011年6月16日に放送5,000回、2014年10月で『ライオンのいただきます』放送開始から13:00開始の番組を司会の小堺一機が担当してから通算で30周年を迎えた。当番組自体は放送開始から25周年を迎えた。CMに入る時のタイトルロゴと通称は「ごきげんよう」。ハイビジョン制作・字幕放送・ステレオ放送・解説放送が実施されていた。 == 概要 == ゲストが順番にサイコロを振って、サイコロに書いてあるテーマに沿ったトークをしていく番組。 1964年10月放送開始の『ライオン奥様劇場』から続く同時間帯におけるライオンの一社提供番組であり、タイトルにも冠しているが、当番組のヒッチハイク枠で他企業のCMが流されている。1991年1月7日に、ライオンの創立100周年を機に会社ロゴ表記がカタカナの「ライオン」からアルファベットの「LION」へ(CI導入に伴い)変更されたことを機に、それまで同時間帯に放送していた小堺司会の番組『ライオンのいただきます』→『ライオンのいただきますII』の後継番組としてスタート。小堺のほかには「ライオンちゃん」の着ぐるみも『いただきます』に引き続き出演していた。 前身番組『いただきます』ではスタジオアルタからの生放送であったが、当番組では撮って出し形式であった。2014年3月までは毎週水曜日にお台場のフジテレビ本社スタジオ(1997年3月のフジテレビ本社移転前は東京テレビセンター浜町スタジオで収録)で一週間分の収録(観覧方法は公式サイトに掲載)が行われていた。 2014年3月31日から12月末までは、毎週月曜日の13時より月曜日放送分を生放送し、以後火曜日 - 金曜日の放送分を収録する方式となった。『いただきますII』以来23年3ヶ月ぶりにこの枠の生放送が復活した〔マスコミ研究会 2014年3月13日 - 14日発行分より。〕。2015年以降は再び全曜日収録となっていた(収録は毎週火曜日)。 「サイコロトーク」は長らく毎回3組のゲストが出演し、3組のゲストのうち1組が3日間に渡って出演するシステムであった。ゲストは1回に1人(1組)ずつ交代していき、1人(1組)につき都合3回出演する。木曜・金曜に登場したゲストは次の週に繰り越して出演する(2週分の収録に参加する必要がある)。基本的に1日おきにゲストが男女交互に登場する〔稀に同性ゲストが続くことがあるが、3人とも同性とはならないように調整されている。〕。収録は月曜日 - 水曜日放送分が第1部、木曜日 - 金曜日放送分が第2部の2部構成。1部と2部では観客の総入れ替えを行っている(このパターンとは異なる時期あり)。なおこの流れとは別に「○○トリオフェア(後述)」など特別企画を放送することがある。 また、年1 - 2回、地方のホールにて公開録画〔地方のホールでの公開録画の観覧方法はライオンとスーパーマーケットチェーン及びドラッグストアチェーン及びホームセンターチェーン店で実施しているクローズド懸賞の特賞でプレゼントしている。必ずやFNS加盟局主導のもとスーパーマーケットチェーン及びドラッグストアチェーン及びホームセンター主催の「ライオンフェア」を実施し、ライオン製品を含むレシートを葉書に貼って必要事項を記入してから地方のホールでの公開録画を主催するFNS加盟局へ郵送する。〕を行っていた。 当初はサイコロはなく、事前取材を基にあらかじめ決められた3つのテーマにより話をしてもらうコーナーと、一週間同じゲストに出てもらう歌のコーナーがあった。スタジオに観客はなく、台本で決められた進行・台詞で収録が行われていた。更に2つ目のテーマはゲストの思い出の曲で、曲名をさわやかで落ち着いたBGMとともにダジャレで表現(例:「波止場」であったら、「鳩」が「いないいないばあ」をする「鳩ばあ」と表現するオブジェ。また使われたオブジェは、視聴者からの強い要望で視聴者プレゼントとなった)、それを小堺が当てるコーナーがあった。第1回のゲストは八千草薫と、歌のコーナーは美川憲一であった。 「サイコロトーク」が登場したのは開始から8ヶ月後からであった。収録番組でありながら生放送のようなハプニング性を採り入れるべく、放送作家の鶴間政行が発案し〔鶴間政行『人に好かれる笑いの技術』アスキー、2008年 ISBN 4756150934〕、当時構成作家の一人であった高平哲郎が提案した企画がサイコロトークである。このサイコロトークを「夏休み特別企画」として同年7月29日放送から8月2日放送まで1週間の間に放送したところ視聴者から好評だったため、同年9月9日放送分からレギュラー化、さらに『いただきます』同様、スタジオに観客を入れる形式に戻した。サイコロトークの最初(夏休み特別企画時)のゲストは結城貢、早見優、佐野量子(同年7月29日)。レギュラー化後初日ゲストはマルシア、松尾伴内、高見恭子(同年9月9日)。1993年4月29日(みどりの日)には、番組歴代最高となる視聴率22.2%を記録した。 1995年に放送1000回、1999年に放送2000回、2003年8月4日に放送3000回、2007年7月2日に放送4000回、2011年6月17日に放送5000回、2013年8月20日に5555回、2015年5月22日に6000回を達成した。 1992年から、年末(1998年までは年始)には『明石家サンタ』の番宣としてサンタクロースの格好をした明石家さんま、同じく1993年から年末(年始の場合もあり)に北島三郎がゲストとして登場していた。さんまが登場する最終日には、小堺も『明石家サンタ』のキャラクターである「トナカイ一機」に扮して番組を進行するのが通例となっていた。番組後期では、さんまが出演した3日間の放送をもってその年のレギュラーのサイコロトークは終了し、その次の12月25日以降から「ごきげんよう大賞」となり、年が明けて最初のサイコロトークのゲストに北島が出るという流れでほぼ固まっていた(夏場(8月か9月)には稲川淳二が出演し怖い話をしていた)。さんまが出演する3日間は彼の独擅場となっていたが、2012年12月24日は他の2組のゲストは据えずに30分トナカイとサンタだけで進行していた。 2013年8月20日の放送で5555回を迎え、その日の放送では番組史上初めて外国人ゲスト(トミー・リー・ジョーンズ、マシュー・フォックス、横綱・白鵬)に出張サイコロを行なった。 2014年2月17日放送回は前週からゲスト出演していた飯尾和樹(ずん)が、インフルエンザ感染により収録を欠席したため、飯尾の相方であるやすが代理出演した。なお当初から飯尾の出演は当日が最終日だったため、やすの出演は当日のみとなった。飯尾はその後、同年3月25日の放送で復帰出演し、事実上の収録欠席分を補った。 2014年10月6日の放送回から12月末にかけて、前番組の『いただきます』から数えて30周年を迎えたことを記念し、「お昼の1時で30年!」と題して12月までの3か月間は特別企画として放送。「3人のゲストが1人ずつ入れ替わっていく」のではなく、特定の共通性のある2 - 3組のゲストが登場する形式となった(ゲストが1組だったり、2日連続の場合もあった)。サイコロの出目もその日のゲストに合わせた内容となった。2015年以降も日替わりゲスト制は継続(同時に月曜日の生放送を終了)され、24年間続いたゲスト入れ替え制は廃止されたref>最後の入れ替わりゲストは2014年10月2日のラッキィ池田であった〕。 2015年4月20日放送回からは、番組初となるアシスタント(兼レポーター)として田淵裕章(フジテレビアナウンサー)を起用。オープニングナレーションを務めたほか、スタジオで企画コーナーの進行を行い小堺を補佐した(5月18日 - 22日の1週間だけ、ハワイに行ったため、先輩アナウンサーの牧原俊幸がアシスタントを務めた)。 10月の第2月曜日(体育の日)の『出雲駅伝』中継〔2014年は台風接近により中止となりゴール地点の出雲ドームからの現場リポートと映画『ナルニア国物語/第1章: ライオンと魔女』が放送された。〕の際は放送休止となる〔2014年までは11月23日(勤労感謝の日)の『国際千葉駅伝』中継でも同様の対応を取っていた(同年をもってこの駅伝は開催されない)。〕。また、大事件・大事故・地震などの災害や関心ごとが高い会見が発生した際にはFNN報道特別番組が編成され放送休止となる。その場合、翌日以降の通常時間帯での放送に支障をきたさないように翌日未明(当日深夜)に振替放送している〔〈速報〉小保方氏会見でフジが番組予定を変更 - 日刊スポーツ芸能速報 - 朝日新聞デジタル&M、2014年4月9日〕(1991年1月から1994年3月まではFNN NEWSCOM&プロ野球ニュースの後ステブレ接続、1994年4月から2003年3月まではニュースJAPANの後ステブレ接続、2003年4月 - 2014年3月まではニュースJAPAN&すぽると!の後ステブレ接続、2014年4月から2015年3月までは月曜 - 木曜放送分のみ第8地区エリア1とエリア2のつなぎ番組扱い(金曜放送分はニュースJAPAN&すぽると!の後ステブレ接続)だったが2015年4月以降はあしたのニュース&すぽると!の後ステブレ接続として継続)〔後続の東海テレビ制作のドラマ枠とセットで振替放送を行う場合もある。〕。ただし、2011年3月14日から18日は11日の放送後に発生した東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)に関する『FNNスピーク』拡大版を放送したため休止となり、栃木からの公開収録の回は『森田一義アワー 笑っていいとも!』の「テレフォンショッキング」のつながりの関係で一時お蔵入りとなったが、6月27日から7月1日にかけて放送された。 放送時間は開始から一貫して13:00 - 13:30であったが、2015年3月30日よりフジテレビが午後の新ワイドショー『直撃LIVE グッディ!』を立ち上げ、開始時刻を13:55とするため、『バイキング』を同年3月27日までより5分早終了とし、本番組および『東海テレビ制作昼の帯ドラマ』の放送時間がそれぞれ5分繰り上げられる〔TV Bros 2015年3月21日号。〕〔2015年1月度社長会見要旨(2015.1.30) フジテレビ 2015年3月2日閲覧。〕〔安藤優子、新情報番組にワクワク 「スーパーニュース」は卒業 SPonichi Annex 2015年3月2日閲覧。〕〔フジ大型情報番組タイトル「直撃LIVEグッディ!」に決定 SANSPO.COM 2015年3月2日閲覧。〕〔榊原郁恵&池上季実子&宮崎美子の熟女トリプル主演で昼ドラスタート SANSPO.COM 2015年3月2日閲覧。〕。これにより、1964年10月開始の『ライオン奥様劇場』以来続いたフジテレビ昼のライオン提供帯番組は、50年半で初めてフライングスタートとなった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ライオンのごきげんよう」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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