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CQB : ウィキペディア日本語版
CQB[くろーす くぉーたー ばとる]

CQB(クロース・クォーター・バトル、、近接戦闘)とは、市街地建物内のような狭隘な場所、飛行機船舶内部等の限定的な閉所で行われる歩兵主体の戦闘をいう。拳銃や短機関銃による射撃や白兵戦が効果的とされる3〜30m程度の距離で行われ、さらに近距離での戦闘はCQCと呼ばれる。ここでの"close"は"閉まる"という動詞ではなく"近い"という形容詞だが、日本語では閉所戦闘等と表記される事もある。
== 概要 ==
近接戦闘は、少数の歩兵により、直接照準射撃を駆使し、敵に対して接近して行われる戦闘である。占拠された建物等の解放や人質の救出、目標の逮捕や殺害を目的に、主に室内や、市街戦などで発生する。広い視界と射界が得られ、ある程度距離を置いて敵を発見し、小銃機関銃、火砲などを以て殲滅しようとする野戦森林戦砂漠戦山岳戦などの戦闘と区別される。
近接戦闘では、短機関銃拳銃手榴弾スタングレネードナイフなどの装備を用いた、各種格闘技術が確立されている。近距離戦への対応のほか、建造物への突入を伴う作戦や人質救出作戦での活用を目的に、一部の軍隊特殊部隊警察SWATが専門的に訓練教育されている。
基本的な概念は、第二次世界大戦のヨーロッパでの市街地における戦闘で、建物を確保するために用いられた戦術が原点である。のちにイギリス陸軍の下士官によって体系化され、対テロ作戦、人質救出作戦における戦闘技術を研究開発したイギリス陸軍SASが発祥とされている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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