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第151合同任務部隊(Combined Task Force 151,CTF-151)はソマリア沖の海賊に対処している多国籍の艦隊。合同海上部隊(Combined Maritime Forces)の傘下に2009年1月8日に設立された。旗艦はアメリカ海軍の「サン・アントニオ(LPD-17)」、初代司令官はアメリカ海軍のテレンス・マクナイト少将(1つ星)。 == 概要 == アデン湾やアラビア海には、対テロ戦争に関連して第150合同任務部隊(CTF-150)が展開していたが、海賊被害の増加により、海賊対処専任部隊としてCTF-151が設立された。 臨検部隊が組み入れられており、アメリカ海軍の臨検部隊のみならず、アメリカ海兵隊の狙撃チーム、アメリカ沿岸警備隊の法執行係官も含まれている。さらに海兵隊の攻撃ヘリコプターも加えられている。 参加国はアメリカ合衆国のほか、カナダ、デンマーク、フランス、オランダ、パキスタン、イギリス、オーストラリア、日本などである。 欧州連合による海賊対処のアタランタ作戦と協力関係にあるが、指揮系統のみならず、与えられた権限などに相違がある。 大韓民国の清海部隊は状況に応じて指揮下に入れることもある。 日本のソマリア沖海賊の対策部隊派遣では、2隻の護衛艦による独自のエスコート方式で民間船舶を護衛していたが、2013年12月から派遣水上部隊のうち護衛艦1隻をCTF-151に参加させ〔 平成25年11月12日 大臣会見(海賊対処行動水上部隊のCTF151への参加)〕、2014年2月からは派遣航空隊もCTF-151に参加させている〔ソマリア沖・アデン湾における海賊対処 防衛省統合幕僚監部〕。 2015年5月、海上自衛隊の伊藤弘海将補が第151合同任務部隊の司令官に着任した。自衛官が訓練でない実際の多国籍部隊の司令官に着任するのは初となる〔第151連合任務部隊(CTF151)司令官の派遣について 〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「第151合同任務部隊」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Combined Task Force 151 」があります。 スポンサード リンク
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