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CYP17A1 : ウィキペディア日本語版
CYP17A1[しとくろむ]
CYP17A1(シトクロム P450 17A1, steroid 17-alpha-monooxygenase 17α-hydroxylase/17,20 lyase/17,20 desmolase) はヒトにおいて''CYP17A1'' 遺伝子がコードする酵素であり、副腎皮質の網状帯に存在する。シトクロムP450コレステロールステロイドなどの脂質の合成や薬物代謝に関する多くの反応を触媒する。 このタンパクは小胞体に局在し、 17alpha-hydroxylase および17,20-lyase 活性をもち、プロゲスチン、ミネラルコルチコイドグルココルチコイドアンドロゲン、およびエストロゲンを作るステロイド合成経路の鍵酵素である。
特に、CYP17A1は プレグネノロン およびプロゲステロン のステロイドD環の17位の炭素に水酸基を付加 (ヒドロキシラーゼ活性)し, あるいは 17-ヒドロキシプロゲステロンおよび 17-ヒドロキシプレグネノロンに作用してステロイド骨格から側鎖を切り離す(リアーゼ活性)。
== 医学上の重要性 ==

この遺伝子の変異は弧発性の仮性半陰陽や先天性副腎過形成症などに関連する
アビラテロンという薬はCYP17A1酵素を阻害することでアンドロゲン合成をブロックし去勢抵抗性前立腺癌の治療に用いられる。 アビラテロンはピリジンの窒素においてヘム鉄と結合し基質に似せた構造をとり酵素の活性部位に結合する〔; 〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「CYP17A1」の詳細全文を読む




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