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CdS ( リダイレクト:硫化カドミウム ) : ウィキペディア日本語版
硫化カドミウム[りゅうかかどみうむ]

硫化カドミウム(りゅうかカドミウム、Cadmium sulfide)は硫黄カドミウムからなる無機化合物で、組成式 CdS の黄色の固体。カドミウムイオンの溶液に硫化物イオンを加えると得られる。天然には硫カドミウム鉱(グリーノッカイト)として産出するが、その量は少ない。
黄色顔料カドミウムイエローの主成分である。熱安定性が高いため、機能性プラスチックなどのポリマーに用いられる。セレンを添加したものは硫セレン化カドミウムと呼ばれ、色調が黄橙から赤紫色に変化する。
硫化亜鉛を添加したものは硫化亜鉛カドミウムと呼ばれ、純粋な硫化カドミウムとともにカドミウムイエローとして使われる。但しColour Index Generic Nameは異なり、硫化カドミウムを主成分としたカドミウムイエローが Pigment Yellow 37 なのに対し硫化亜鉛カドミウムを主成分としたカドミウムイエローは Pigment Yellow 35 である。また、色調も純粋な硫化カドミウムが鮮黄色~橙黄色を呈するのに対し、硫化亜鉛カドミウムは淡黄色~鮮黄色を呈する。なお、硫化亜鉛カドミウムは燐光を帯びる。
半導体であり、2.42 eV のバンドギャップを持つ。電気抵抗が光の強さによって変化するフォトレジスタ(光センサー)や、太陽電池など、光エレクトロニクス材料として用いられる。
== 関連項目 ==

* 硫カドミウム鉱(鉱物)
* 露出計



抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「硫化カドミウム」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Cadmium sulfide 」があります。




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