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Cl2 ( リダイレクト:塩素 ) : ウィキペディア日本語版
塩素[えんそ]

塩素(えんそ、)は原子番号17の元素元素記号Cl原子量は 35.45。ハロゲン元素の一つ。
一般に「塩素」という場合は、塩素の単体である塩素分子(Cl2、二塩素、塩素ガス)を示すことが多い。ここでも合わせて述べる。塩素分子は常温常圧では特有の臭いを持つ黄緑色の気体で、毒性腐食性を持つ。
== 性質 ==
塩素原子の電子親和力は非常に大きく、通常イオン化する際は1価の陰イオンとなる。''EA'' = 3.617 eV〔日本化学会編 『化学便覧 基礎編 改訂4版』 丸善、1993年〕
単体(塩素ガス)は、常温常圧では特有の臭いを有する黄緑色の気体分子量 70.90。融点 -101 ℃、沸点 -34.1 ℃、比重 2.49。非常に反応性が高く、多くの金属や有機物と反応し塩化物を形成する。
強い漂白殺菌作用をもつため、パルプや衣類の漂白剤や、水道水プールの殺菌剤として使用される。ただし、気体を扱うのは困難であり、また保存性の点から水酸化ナトリウム水溶液と反応させた次亜塩素酸ナトリウムの形で利用されることが多い〔『化学大辞典』 共立出版、1993年〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「塩素」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Chlorine 」があります。




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