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CoRoT-9b
CoRoT-9bとは、太陽系からへび座の方角に1500光年離れた位置にある太陽系外惑星である。太陽に似たG型主系列星CoRoT-9を95日かけて公転し、地球と恒星の間を周期的に横切って恒星の変光を引き起こしている。欧州宇宙機関の人工衛星COROTの観測で発見され、2010年に公表された。 公転周期数十日以上で円に近い軌道を描く惑星として初めて通過(トランジット)が観測された天体であり、低温の系外惑星研究の足がかりになることが期待されている。 == 性質 == CoRoT-9bは、木星の1.05倍(±0.04倍)の半径と0.84倍(±0.07倍)の質量を持った木星サイズのガス惑星で、半径0.4天文単位の円に近い軌道を95日で一周している。これは太陽系の水星の軌道にほぼ相当する。表面温度は250Kから430K(-20℃から160℃)と考えられている。 CoRoT-9bは、軌道長半径5AU以上の太陽系のガス惑星と比べ10倍以上恒星に近いところを周回しているが、典型的なホット・ジュピターと比べると10倍恒星から離れている〔。CoRoT-9bのような中間的な軌道の系外惑星が見つかることは珍しくないが、恒星面通過が観測されたという点で特殊である。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「CoRoT-9b」の詳細全文を読む
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