翻訳と辞書
Words near each other
・ couple of days
・ couple of days ago
・ couple of notches
・ couple of ~
・ coupled
・ coupled extrasystole
・ coupled pulse
・ coupled reaction
・ coupled with ~
・ coupler
・ Couples
・ coupling
・ coupling agent
・ COUPLING BEST
・ coupling constant
・ coupling factor
・ coupling interval
・ coupling oil
・ coupling process
・ coupling ratio


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

Couples : ウィキペディア日本語版
Couples

couples』(カップルズ)は、1987年4月1日に発売されたピチカート・ファイヴ通算1作目のスタジオ・アルバム
== 解説 ==
CBSソニー(当時)に移籍後すぐに参加することになったクリスマス企画盤『WINTER LOUNGE』〔V.A.『WINTER LOUNGE』 1986年11月21日発売 CBS/SONY LP:28AH 2117〕のために<キスキス バンバン>をレコーディングした翌週、ディレクター河合マイケル小西康陽の部屋を訪れ、アルバムの打ち合わせが行われた。そこで、テイチク・ノンスタンダード時代から一変して、打ち込みではなく全てスタジオ・ミュージシャンによるレコーディングとすること、ミキサーに吉田保を起用すること。そして作詞は基本的に小西が全てを手がけるということが決められた〔『ANTIQUE 96』(1995年11月1日発売 CBS/SONY CD:SRCL 3370)収載 “マイケルへのメッセージ message to Michael”:P2〕。小西は1986年12月の最初の1週間を札幌の実家で作曲とデモテープ作りを行い、1987年1月7日からレコーディングは始まり、約4週間で全てを録り終えた〔。
M-2<サマータイム・サマータイム>は、小西によれば札幌から東京に戻る日、空港に向かうタクシーの中でメロディが浮かび、その曲のデモは1986年の大晦日から1987年の元旦にかけて作ったという〔。
M-3<皆笑った>はもともと小西自身が曲も書く予定だったが、高浪慶太郎に詞のコンセプトを札幌から電話で話した際、自分が書きたいと申し出たため、高浪が曲を書いた。後に小西は自分が作ってもシャッフルのこんな感じの曲にしたと思うという〔『ピチカート・ファイヴ・ソングブック』全音楽譜出版社 1998年12月10日発行〕。この曲は後にアルバム『月面軟着陸』〔『月面軟着陸1990年5月21日発売 CBS/SONY CD:CSCL 1149〕にて高浪と野宮真貴のヴォーカルでセルフ・カヴァーされた。2012年には野宮のデビュー30周年記念アルバム『30 〜Greatest Self Covers & More!!!〜』〔野宮真貴30 〜Greatest Self Covers & More!!!〜2012年1月25日発売 Sony Music Associated Records CD:AICL 2343〕にてプロデュースを手がけた高橋幸宏とのデュエットで再度カヴァーされた。
M-4<連載小説>は小西曰く、ロジャー・ニコルズRoger Nichols)<Someday Man>そのままで、Aメロ“窓ガラス越しに”のコード進行から“悲しくなるほど”のBへの進行は自らほとんど同じだという。でもメロディは全然違う運びで、かなりこなれた言葉に乗せていて、今聴いても自然だという。また、Bでの“~なるほど好きなの”の3回繰り返しが自分らしいともしている〔。この曲は後にアルバム『PIZZICATO FIVE』〔『PIZZICATO FIVE』 1999年11月20日発売
      * records ⁄ HEAT WAVE CD:COCP-50186〕にて野宮のヴォーカルでセルフ・カヴァーされた。
M-6<そして今でも>はCのサビでの“きっと私は~”での転調はニルソンHarry Nilsson)の<Without Her>からの影響だという。またこの曲は田島貴男在籍時のライヴでも幾度かレパートリィとして取り上げられた。田島のヴォーカルでのライブ・ヴァージョンが後にベスト・アルバム『THE BAND OF 20TH CENTURY:Sony Music Years 1986-1990』〔『THE BAND OF 20TH CENTURY:Sony Music Years 1986-19902004年4月28日発売 GT music ⁄ SMDR 2CD:MHCL 361/2〕に収録された。
M-8<おかしな恋人・その他の恋人>はベースを細野晴臣に依頼したが、演奏を終えた細野が帰った後に作曲者の鴨宮諒が弾いてもらい忘れた箇所を高浪がピックで弾いていることを『THE BAND OF 20TH CENTURY』〔収載のライナー・ノーツにて明かしている。また同ライナー・ノーツで小西は自身が書いた詞の中の“しおれたレタス”というフレーズを鴨宮が気に入っていなかったと書いている。
M-9<憂鬱天国>のドラムはその日30歳の誕生日を迎えた河合マイケルが担当しているという〔。
M-10<パーティー・ジョーク>は後にアルバム『月面軟着陸』〔で別アレンジでリテイクされた。
M-11<眠そうな二人>は最も多くライブを行っていた時期にラヴァーズ・ロックふう、レア・グルーヴふうと様々なアレンジでやってみたが、小西によればわりとどんなアレンジでもOKだったという〔。この曲は田島在籍時のライブで<リップ・サーヴィス>とメドレーで取り上げられ、『THE BAND OF 20TH CENTURY』〔に収録されている。また、アルバム『月面軟着陸』〔にて田島と野宮のヴォーカルでセルフ・カヴァーされ、さらにシングル<ラヴァーズ・ロック>〔「ラヴァーズ・ロック」1990年6月21日発売 CBS/SONY SCD:CSDL 3131〕のカップリング曲としてリミックス・ヴァージョンが収録された。
1995年にソニー時代のカタログが品番改定により再発された際、リミックスによりヴォーカル・トラックを抜いた完全カラオケ盤の『a quiet couple』〔『a quiet couple1995年11月1日発売 Sony Records CD:SRCL 3372〕が、見開き紙ジャケット仕様でリリースされた。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「Couples」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.