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『D-1 DEVASTATOR』(ディーワン デバステイター)は、1992年12月11日に発売されたOVA作品。接触編と激闘編の全2話。 == 概要 == 当時ライバル企業であるバンダイの向こうを張って映像事業部を立ち上げ、『魔動王グランゾート』のLDボックスなどを発売していたタカラが、児童誌の記事制作などで実績のあったスフィウス・LABから持ち込まれた原案を叩き台として企画した、初のオリジナルビデオアニメである。総費用5億円が投じられた。 メディアミックス作品としてOVAを発売するタカラが中心となり、サウンドトラックの発売をワーナーミュージック・ジャパン、漫画版の出版をアスキー、ゲームをウルフチーム、ガレージキット発売を海洋堂がそれぞれ担当するという布陣で製作がスタート。アニメーション制作はタカラと縁の深いダイナミック企画が請け負い、実際の制作は、同社より外部のアニメ制作スタジオへ発注されている〔ダイナミック企画から制作を請け負ったうちの一社であるビー・メディアは、後に『真ゲッターロボ 世界最後の日』や『パンダーゼット』にも関わっている。〕。なお、OVAの情報に関しては学研のアニメVがメインメディアとなった。 スタッフは当時注目を集めていた若い感性が集められ、特にビジュアル面を担う布陣として気鋭の漫画家・幻超二をキャラクターデザインに起用。メカニックデザイン関係ではイラストレーターの幡池裕之、アニメーターの大張正己、メカデザイナーの森木靖泰が集結している。 しかしいざ企画が動くと各社の足並みが揃わなかった。特に先行して展開された漫画版とOVA本編で人物描写や設定に明らかな齟齬が生じており、予め漫画版を読んでいないと理解できない設定が存在するといった不備が明らかになった。結局、セールス面で大惨敗を喫し、タカラはこの作品1本で映像事業からの撤退を余儀なくされた。 クレジットでは「メカコーディネイト」となっている幡池は、実際には主役メカであるヴェクター・バーサスの頭部デザインを行ったのみである。同じく「メカニックアクション・コーディネイター」となっている大張も、本編への参加は激闘編で数カット原画を手がけたのみで、ヴェクター・バーサスのクリンナップを手がけたという事でクレジットされている。大張によると「当時は『デトネイター・オーガン』の監督をやっていて、とてもじゃないが『デバステイター』に深く関わる余裕はなかった。親しい筋から頼み込まれて版権イラストの他にできる範囲で関わった結果、ああいうクレジットになっていて自分でも驚いた」との事である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「D-1 DEVASTATOR」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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