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D-SEND ( リダイレクト:低ソニックブーム設計概念実証プロジェクト ) : ウィキペディア日本語版 | 低ソニックブーム設計概念実証プロジェクト[ていそにっくぶーむせっけいがいねんじっしょうぷろじぇくと] 低ソニックブーム設計概念実証プロジェクト(ていソニックブームせっけいがいねんじっしょうプロジェクト、''Drop test for Simplified Evaluation of Non-symmetrically Distributed sonic boom''、D-SEND)は、日本の宇宙航空研究開発機構(JAXA)航空技術部門(旧航空本部)が進めている研究計画。 == 概要 == D-SENDプロジェクトは超音速飛行時に生じるソニックブームを低減できる機体形状の研究を目的としたもので、高度20 - 30 kmまで上昇した大型成層圏気球から実験機を投下し、係留気球および地上から飛行中に生じるソニックブームを計測する。2015年(平成27年)現在までに、二種類の形状を持つ落下供試体を落下させて発生するソニックブームを比較計測する第1フェーズ試験(D-SEND#1)と、低ソニックブーム化技術に基づき設計された無人超音速試験機を飛行させる第2フェーズ試験(D-SEND#2)が行われている。試験はいずれも、スウェーデン宇宙公社(SSC)の協力の元にスウェーデンのエスレンジ実験場で実施されている。 また、D-SEND#1の実施に先駆けて、D-SENDプロジェクトなどに使用される係留気球を用いた空中ソニックブーム計測(''Airborne Blimp Boom Acquisition''、ABBA)システム / ブーム計測システム(''Boom Measurement System''、BMS)の試験が、2009年(平成21年)9月〔空中ソニックブーム計測システム確認飛行試験その1 - 宇宙航空研究開発機構研究開発資料〕、2010年(平成22年)9月〔空中ソニックブーム計測システム確認飛行試験その2第2報 - 宇宙航空研究開発機構研究開発資料〕、2011年(平成23年)5月から6月〔空中ソニックブーム計測システム確認飛行試験その2第2報 - 宇宙航空研究開発機構研究開発資料〕の三回に渡って、スウェーデン空軍のJAS39 グリペン戦闘機を用いて行われた。 最終的には、将来の「静かな超音速旅客機」開発にD-SENDプロジェクトで得られたデータを活用することを目指している。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「低ソニックブーム設計概念実証プロジェクト」の詳細全文を読む
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