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D25HW (ディー にご エイチダブリュ) は、W-CDMA/HSPA対応のデータ通信端末。イー・モバイルがファーウェイ・テクノロジーズのE5830s を日本向けにカスタマイズし、「Pocket WiFi(イー・モバイルの登録商標)」の名で販売されている。 == 概要 == ファーウェイ製 E5830s をイー・モバイルが日本向けにカスタマイズした機種である。 本機はWi-Fi機器とイー・モバイルの3G通信網とを中継するモバイルWi-Fiルーター兼モバイルモデムである。この機種はノートパソコン、iPad、iPod touch、ニンテンドーDS、PlayStation PortableなどのWi-Fi機器を、公衆無線LANの提供されない場所でもインターネットに接続できるようにするために、アクセスポイントとして振る舞う。従来のデータ通信端末のように、USBコネクタやPCカードスロットに接続する必要はなく、端末本体をカバンやポケットに入れたまま使用するスタイルをイー・モバイルは提唱している。 WiFi機器は最大で5台まで同時認識される。無線LANはインフラストラクチャー・モードのため、接続した機器同士でネットワークを構築することも可能である。 また、対応OSを搭載したパソコンとUSB接続することによって、通常のデータ通信端末としての利用も可能である。USB接続時にはネットワークアダプタ、仮想CD-ROMドライブ(デバイスドライバのインストール要)、microSDカードリーダーの複合デバイスとして認識される。パソコンから見て、内部的にはネットワークアダプタの先にルーターがイーサネット接続される構成であり、ルーターの機能は無線LANと共有している。パソコンにはプライベートIPアドレスが付与される。 簡易ファイアウォール、DMZやネットワークアドレス変換、MACアドレスフィルタリングなど、一般的なブロードバンドルーターの機能を備えている。このため接続した機器を外向きサーバとして運用することも可能である。 microSDカードスロットを備えているが、NASのようにネットワーク越しにこれにアクセスすることは不可能で、USB接続したパソコンからのみ利用できる(ただし有線接続したパソコンをファイルサーバとして動作させ、カードリーダーを共有すればこの限りではない)。 専用の充電器(H12HW用、650mA出力のACアダプタが付属)、もしくはUSBバスパワーによる充電に対応する。 発売当初は、通信とUSBバスパワーによる充電を同時に行えず、通信時には給電のみとなる仕様であったが、2011年2月1日に、Pocket WiFi Dock(F01HW)対応のファームウェアバージョンアップがあり、これを適用すると、通信しながらUSBバスパワーでの充電が可能となる。 なお、音声通話機能は搭載されていない。EM chipもデータ通信用の赤色のものを用い、データ通信の料金プランが適用される(ただし、音声用のEM chipの利用は可能。このため、音声契約を「スマートプラン」とし、データ契約を「データプランにねん特割」とすることで、データ契約側のUIMを一切利用せず、音声側のUIMでデータ通信を行えば、データ契約の料金は一切発生しない)。 2010年春には、オプションで卓上ホルダが設定された。卓上ホルダで充電する場合は、本体附属品のACアダプタないしはUSBケーブルの接続が必要となっている(または、H12HW用のACアダプタないしはUSBケーブルをオプション購入することにより、利用可能)。ただし、大容量電池パック利用時には利用できない(奥行きが広くなるため、セットすることができない)。 2011年2月8日には、当機種専用のドッキングステーション・F01HWが発売。F01HW利用時は、WiFi機器は最大で31台まで同時認識される。また、自宅のネット回線のLANケーブルに接続することで、単独でアクセスポイントとしての利用も可能となる。かつては、イー・アクセスADSL網を利用するプロバイダ利用者向けに、F01HWをアクセスポイントとして有償提供していたこともあった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「D25HW」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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