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D端子(ディーたんし)とは映像機器のアナログ映像信号を伝送するために規格された日本独自の接続端子である。 D端子という名称は、ハーフピッチベローズコネクタの形状が「D」の文字型をしていることから命名されたものである〔TDK テクの雑学 第61回 より 〕。 主にPCのコネクタを思わせる形状やデジタル放送受信・録画再生機器に用いられることからD端子の「D」は「デジタル」を示していると誤解(実際に総務省東北総合通信局がデジタル放送推進用のウェブサイトにて、D端子をデジタル端子であると紹介していた〔知りたい情報(Q&A) (有志が取得したキャッシュであり、現在このページは存在しない)〕がこれは間違いである)されることが多いが、前述の通りあくまで形状による命名であり、内部の信号はアナログ信号である〔一方、モデルとなったDFPコネクタはデジタルコンポーネント信号RGBHV〕。 == 概要 == 従来はコンポーネント映像信号(SD信号専用は「Y/Cb/Cr」、HD信号にも対応した端子なら「Y/Pb/Pr」と表記される)を伝送するためにはコンポーネント端子を用いていたため、入力側・出力側それぞれ3つの端子の間を計3本のケーブルを使って接続する必要があった。これを1本のケーブルで接続できるように端子を1つにまとめたものが、D端子である。また、コンポーネント映像信号だけではなく走査線数・走査方式・アスペクト比を切り換えるための識別信号の伝送も可能になり、プラグ挿入の検知機能も付いた。 コネクタは14のピンを7つずつ2段にまとめた構造をしており、そのうち輝度信号の伝送に2つ、色差信号の伝送に4つ、走査線数・走査方式・アスペクト比を切り換えるための識別信号の伝送に3つ、プラグの挿入を検知するために2つのピンを用い、残り3つのピンは予備ライン用である。なお、識別信号を伝送する場合は外被 (FG) の接続が必須となるため、実質的な端子数は15となる。また、ハンディカムなど機器の都合で物理スペースが十分に確保できない場合、特殊D端子が用いられることがある。 コンポーネント端子と比べても値段はほとんど変わらず省スペースであるため、日本国内ではコンポーネント端子よりも普及しているが、コネクタの構造(接続部での整合が取れない・信号線のシールドが維持できないなど)に起因して画質が若干コンポーネント端子に比べて劣るという声もある。日本独自の規格であるため、諸外国の製品では特に日本向けとして生産されたものでない限り、採用されていない。 映像信号のみの伝送に用いるので、音声の伝送は行わない。機器間で音声信号も受け渡したい場合には、音声についてさらに別線(RCA端子など)で接続する必要がある。 なお、D3・D5がフルハイビジョン(フルHD)の解像度、D2・D4・D5がプログレッシブに対応している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「D端子」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 D-Terminal 」があります。 スポンサード リンク
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