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Digital Audio Access Protocol(デジタル・オーディオ・アクセス・プロトコル、略称 : DAAP)は、ローカルネットワークで楽曲を共有するためのアップルによってiTunes上に実装されたプロプライエタリな通信プロトコルである。 == 概説 == DAAPプロトコルはiTunes バージョン4ではじめて実装された。〔"Unofficial DAAP protocol documentation" by Daniel Garcia, retrieved December 2, 2006〕 アップルは公式にはプロトコルの詳細を公開しなかったが、リバースエンジニアリングによってiTunes以外のプラットフォームでもDAAPが利用できるようになった。しかし最近になってアップルは商用の実装に対してはプロトコルの詳細をライセンスするようになった。〔"Open DAAP forum" , retrieved December 2, 2006〕 DAAPサーバーは特殊なHTTPサーバーであると言え、曲の一覧を提供し、リクエストされた音楽をクライアントへ送信するという2つの機能を有する。また、サーバーにおける変更をクライアントへ通知する機能もある。クライアントによるリクエストはURLの形で送られ、レスポンスはMIMEがapplication/x-dmap-tagged であるデータの形で返される。このデータはクライアント側でXMLに変換できる。iTunesはBonjourとしても知られるZeroConfサービスを用いてローカルサブネット上のDAAPのアナウンスや発見を行う。DAAPはTCPの3689をデフォルトで使用する。〔"Well Known Port Numbers" by ''IANA'', November 30, 2006, retrieved December 2, 2006〕 DAAPはアップルが今までにリリースしたメディアの共有手段2つのうちの1つである。もう一方のDigital Photo Access Protocol (DPAP) はiPhotoによって使用されている。双方とも基礎的なプロトコルであるDigital Media Access Protocol (DMAP) に依存している。 初期のiTunesはインターネット上で共有されたものに対しても接続できたが、新しいバージョンでは同じサブネットに存在するコンピューターとしか共有できない。しかし、依然としてポートトンネリングなどの方法は利用できる。The Registerはアップルがこのような制限を課した理由はレーベルからの圧力にあると推測している。〔"Apple halts iTunes' Internet sharing ability" by Tony Smith, ''The Register'', May 28, 2003, retrieved August 31, 2006〕 さらに新しいバージョンでは24時間で5つのユニークなIPアドレスにクライアントを制限している。 DAAPはBanshee、Amarok、Exaile (要プラグイン)、Songbird (要プラグイン)、Rhythmbox、WiFiTunesなどのiTunes以外のメディアプレイヤーでも実装されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「Digital Audio Access Protocol」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Digital Audio Access Protocol 」があります。 スポンサード リンク
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