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DCF77 : ウィキペディア日本語版
DCF77

DCF77 は、長波時報信号と周波数標準電波局である。
その最初と予備の送信機は、ドイツフランクフルト南東およそ25kmのマインフリンゲン()に位置する。かつては、ドイツ連邦の理工学研究所の (PTB)によって運営されていたが、現在は (ドイツテレコムの子会社)が代わって運営している。DCF77は、1959年から周波数標準局として運行し、時刻と日付情報は1973年に追加された。
== 信号 ==
77.5kHzの搬送波信号(キャリア信号)は、ブラウンシュヴァイクにあるドイツのマスタークロックに接続される原子時計から生成される。50kWの比較的高出力で、フランクフルトから約2000kmまで、信号はヨーロッパの大部分で受信が可能である。(信号の伝播と局所の干渉次第でさらに遠くでも受信が可能。例を挙げると、受信状態が良好であれば、干渉の少ない夜間にポルトガルで受信出来る。)
その信号は振幅変調、パルス幅コード化された1ビット毎秒のデータ信号として伝わる。このデータ信号は、長さ511ビットの疑似ランダムシーケンス(直接シーケンス・スペクトラム拡散(DSSS)変調)を使っているキャリアの上へ位相変調される。送信データは、下記の情報を毎分を繰り返す、
*現在の日付と時間、
*うるう秒予告ビット、
*サマータイムビット、
*プライマリー/バックアップ送信機の識別ビット
*いくつかのパリティビット
2003年より、タイムコードでそれまで未使用の14ビットが、民間防衛緊急信号のために使われた。これは実験的なサービスで、ドイツの民間防衛サイレンのネットワークと置き換わる日が来る事を目途している。
コールサイン(呼出符号)DCF77 は、D=(ドイツ)、C=(長波信号)、F=(フランクフルト)、77=周波数77.5kHzを意味する。それはモールス信号で、必要に応じてITU 国際電気電信条約付属無線通信規則()の第19条("Identification of Stations /電波局の識別")に要求され1時間毎に3回送信された。しかし、モールス式の信号が、第2の目印の信号対雑音比(SN比)を低下させることが判明し、いずれにしてもDCF77信号がその周知の特性のために国際的に容易に識別されたので、この慣行は2004年に中止された。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「DCF77」の詳細全文を読む




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