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DF-21(、、アメリカ国防総省コード:CSS-5)は、中華人民共和国が開発した核弾頭搭載可能な準中距離弾道ミサイル (MRBM)。中国人民解放軍の第二砲兵部隊にて運用されている。 == 概要 == 1979年頃よりJL-1潜水艦発射弾道ミサイル(巨浪-1)の本格開発が開始された。DF-21はJL-1の地上配備型である。 1985年頃に開発完了したが、配備が確認されたのは1990年代に入ってからである〔Chinese Nuclear Forces and U.S. Nuclear War Planning 〕。2000年代の配備数は60-80発、発射基数は70-90基と推測されている〔中国の軍事力2009 〕。1990年代中期に、射程と命中精度を高めた改良型のDF-21Aが開発されている。吉林省〔ミサイル防衛(MD)への期待 DRC研究専門委員 高山 雅司〕・遼寧省・江西省・安徽省・雲南省・青海省など〔中国の核ミサイル開発と国際的拡散防止レジームへの対応 〕に配備されている。ミサイルはミサイルサイロのほか、TEL車両に搭載され道路移動方式でも配備されている。2000年代に入り、通常弾頭型のDF-21Cも開発中とされる〔U.S.-CHINA ECONOMIC AND SECURITY REVIEW COMMISSION 〕。 また、派生型・DF-21Dとして対艦ミサイルに分類される対艦弾道ミサイル(ASBM)が開発中である。これは台湾有事の際におけるアメリカ軍などの介入を防ぐための接近阻止・領域拒否能力獲得の一環である。射程約1,500kmで西太平洋における航空母艦が攻撃対象になる可能性があるとアメリカ国防総省では推測している〔中華人民共和国に関する軍事・安全保障情勢2010 P2,P29,P30 〕。 2014年にニューズウィークがCIAの了解でDF-21が2007年にサウジアラビアに配備されたという報道を行った(既にサウジは80年代にDF-3を導入していた)〔Exclusive: CIA Helped Saudis in Secret Chinese Missile Deal 〕。サウジの軍関係者もこれを認めている〔صحيفة عكاظ | شؤون الوطن | «رياح الشرق» تعزز ترسانة الردع و «الدبابة الطائرة» هجومية مدمرة 〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「DF-21 (ミサイル)」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 DF-21 」があります。 スポンサード リンク
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