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DLホスファチジルコリン[1-]
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DLホスファチジルコリン : ウィキペディア日本語版 | DLホスファチジルコリン[1-]
DLホスファチジルコリン(1-Linoleoyl-2-linoleoyl-sn-glycero-3-phosphocholine)は、1位(α位)にリノール酸、2位(β位)にリノール酸、3位(γ位)にコリンを有するホスファチジルコリン。2916種類あるホスファチジルコリンのうち、POホスファチジルコリンとともに血液脳関門(blood-brain barrier, BBB)を通過することが確認されている。 DLホスファチジルコリンは脳内の酵素で分解され、コリンはアセチルコリンの原料となり、不飽和脂肪酸(パルミチン酸、オレイン酸、リノール酸)は神経伝達物質の放出を刺激する作用と受容体反応〔1.Nishizaki T, Nomura T, Matsuoka T, Tsujishita Y. Arachidonic acid as a messenger for the expression of long-term potentiation. Biochem. Biophys. Res. Commun. 254: 446-449 (1999).〕、特にα7アセチルコリン受容体反応の増強作用があり〔Nishizaki T, Nomura T, Matsuyama S, Kondoh T, Fujimoto E, Yoshii M.Critical role of presynaptic nicotinic ACh receptor in the formation of long-term potentiation: implication of development of anti-dementia drug. Psychogeriatrics 1: 209-217 (2001).〕、シナプス伝達長期増強現象(LTP:Long-term potentiation)を誘発する〔Matsuyama S, Matsumoto A, Enomoto T, Nishizaki T . Activation of nicotinic acetylcholine receptors induces long-term potentiation in vivo in the intact mouse dentate gyrus. Eur. J. Neurosci. 12: 3741-3747 (2000).〕。そのことにより学習を改善するという報告がある。 ==脚注==
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