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DUKWは、GM社によって開発された、アメリカの水陸両用車である。 この種の水陸両用車としては、独力でイギリス海峡を横断することが可能な程の高い耐航性を持ち、ノルマンディー上陸作戦などで活躍した。 == 概要 == DUKWは、DとUは「1942年設計(D)・水陸両用(U)」からの命名であり、KWは「前輪駆動(K)・後輪駆動(W)」からとされているが〔US Army Transportation Museum 〕、当時のGM社の命名法で「Kが全輪駆動、Wが2軸の後輪」を表すとする説もある〔Britannica Online 〕。兵士達には、"ダック"(duck:アヒルの意)と呼ばれていた。 ノルマンディー上陸作戦では沖合の艦船と海岸の間の輸送を担い、その後陸上でも輸送車両として行動した。ヨーロッパ上陸後も渡河作戦で活躍しており、太平洋戦線でも用いられている。 第二次世界大戦後も朝鮮戦争で活躍し、フランス軍は第一次インドシナ戦争でも使用している。同盟国に供与された車両には1980年代まで使用されていたものも存在した。最終的には21,000台以上が生産されている。 余剰として払い下げられた車両は消防組織や沿岸警備隊によって使用され、災害救助などに活躍している。民間に払い下げられて水陸両用バスなどに改造されたものも多く、今も世界各地で現役で使用されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「DUKW」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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